野村周平＆高梨臨が“抽選でお見合い結婚”!?　異色ヒューマンドラマが10月から放送

垣谷美雨氏による同名小説が原作。少子高齢化に歯止めがきかないなか、日本政府は苦肉の策に打って出る。25～39歳の子どもがいない独身男女を対象にした、抽選見合い結婚法。政府がランダムに選んだ“5歳差の男女”を強制的に見合いさせるというもので、相手が気に入らない場合は2回まで断ることができる。3回断った際は、「テロ対策活動後方支援隊」に2年間従事する、というペナルティが課される。

都内で1人暮らしをする26歳のSE・宮坂龍彦（野村）は、本法の対象者。いわゆるオタク系で、中学時代のトラウマから人間不信と極度の潔癖症になってしまった。一方で、ルックスだけが取り柄のプチお嬢様・冬村奈々（高梨）は、法律施行直前に彼氏に振られ、その後のお見合いでも失敗を続ける日々を送っていた。抽選見合い結婚法によって、会うはずのなかった2人が対面することになる。

龍彦＆奈々の奮闘を通じ、「結婚は本当に必要なのか」「人と向き合うこととは」をテーマに描き出す今作。野村は「本当に見ていただきたいところは、（抽選で結婚相手を決める）その先に起きる様々な問題の部分だと思っています。少子化問題や生涯未婚率、そして政治問題など、この法案が施行された背景や、『抽選見合い結婚法』に巻き込まれた登場人物たちが抱える、現代社会の様々な問題が浮き彫りになっていきます。日本の今はこうなっているのか!?　ではないですが、ドラマからその思いを感じ取って見ていただけると嬉しいです」と思いを込める。高梨は「野村周平さんとは初共演になります」といい、「私の勝手なイメージですが、野村さんはストリートな服装でノリのいい方という印象があり、潔癖症でオタク気質、さらに女性とのコミュニケーション能力がない役を演じられるということに新鮮さと期待と、そして共演することへの楽しみを感じています」と期待に胸膨らませている。

さらに大谷亮平、佐津川愛美、若村麻由美らが共演。大谷は奈々の元恋人・銀林嵐望（ぎんばやし・らんぼう）役、佐津川は田舎から上京した地味な看護師・鈴掛好美役、若村は本法の責任者である内閣府特命担当大臣・小野寺友紀子役を務めている。「結婚相手は抽選で」は、映画「ミックス。」やドラマ「リーガル・ハイ」の石川淳一が演出を手がける。10月6日～11月24日の毎週土曜午後11時40分に、東海テレビ・フジテレビ系で放送される。