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「止められるか、俺たちを」予告完成! 曽我部恵一の主題歌「なんだっけ?」初披露

2018年7月5日 05:00

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“本物の映画を作っていた”人々の物語
“本物の映画を作っていた”人々の物語
(C)2018若松プロダクション

[映画.com ニュース] 白石和彌監督がメガホンをとり、主演・門脇麦、共演に井浦新を配して製作された「止められるか、俺たちを」の予告編を、映画.comが先行入手した。「こんなにも命懸けで、こんなにもバカで愛おしい時間が、本物の映画を作っていた」というテロップ、曽我部恵一が書き下ろした主題歌「なんだっけ?」の軽快なメロディが印象的な仕上がりだ。

本作は、2012年10月17日に若松孝二監督が死去してから約5年半、若松プロダクション再始動の第1弾として製作。1969年、「何者かになること」を夢見て、若松プロダクションの門を叩いた助監督・吉積めぐみ(門脇)の眼差しを通し、「ここではないどこか」を探し続けた映画人たちの怒涛の生きざまを描く。

お披露目された予告編では、「ピンク(映画)の助監督って、女じゃ無理?」と話すめぐみが若松プロダクションに参加する光景を活写。若松孝二(井浦)の「緊張して仕事しろ!」と檄(げき)が飛ぶ白熱の撮影、名匠・大島渚高岡蒼佑)との交流、作品の内容を巡るいさかいなどを経て、めぐみは「私自身が次々と変わってる。完結されないし、完結を望んでもいない」と胸中を明かす。やがて、映画製作に情熱を傾ける若松の「本気でやらないとな、何にも変わらないんだよ!」という心に突き刺さるメッセージが挿入される。

本作の音楽を担当した曽我部は「思いがけない形で若松孝二と再会した。ぼくが影響を受けてきたのは若松映画そのものだけではなく、若松監督の物作りの姿勢だったんだと今回再確認した。当初はあえて客観的に音楽をつけようと思っていたけれど、いつのまにか若松宇宙の中に取り込まれて、夢中で作曲していたんだ」と告白。また、作品をいち早く鑑賞したリリー・フランキー崔洋一監督のコメントも到着し「僕にとっての、最高の青春映画の答え合わせ」(リリー)、「なんと、滑稽で、バカで、クズで、最低の奴ら……そして、世界で一番哀しい者たちよ、俺は君たちを誇りに思う」(崔監督)と感想を述べている。

止められるか、俺たちを」は、10月13日から東京・テアトル新宿ほか全国順次公開。

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