「風が強く吹いている」に内山昂輝、入野自由ら出演 主演・大塚剛央&豊永利行は意欲満々
2018年6月20日 18:00
[映画.com ニュース] 三浦しをん氏の青春駅伝小説をテレビアニメ化する「風が強く吹いている」の会見が6月20日、東京・日テレホールで開催された。既に発表されていた主演の大塚剛央と豊永利行のほか、内山昂輝、入野自由、榎木淳弥、上村祐翔、興津和幸、株元英彰、北沢力、星野貴紀の出演が明らかになった。
同名原作は、箱根駅伝に挑む大学生たちの姿を描いた青春作品で、寛政大学1年生の青年・蔵原走(通称カケル)が、4年生の清瀬灰二(ハイジ)に誘われ古びたアパート・竹青荘に入居したことをきっかけに、“10人目の男”として灰二の壮大な計画に巻き込まれていく。2007年にコミカライズされ、09年には大森寿美男監督のメガホン、林遣都らの出演で実写映画化もされた。
このほど発表された追加キャストは、カケルとハイジとともに箱根駅伝に挑む寛政大学のメンバーの声を担当。内山が商学部3年の杉山高志(通称・神童)、入野が文学部2年の柏崎茜(王子)、榎木が政治経済学部1年の城太郎(ジョータ)、上村が城太郎の双子の弟・城次郎(ジョージ)に扮する。また、興津が法学部4年の岩倉雪彦(ユキ)、株元が留学生のムサ・カマラ(ムサ)、北沢が社会学部4年の坂口洋平(キング)、星野が理工学部3年の平田彰宏(ニコチャン)に息吹を注ぐ。
会見には、大塚と豊永が出席した。大塚は、「色々な媒体で作品化されていますが、ついにアニメ化ということで責任も感じています」と明かし、「でも楽しみという気持ちでいっぱいです」とニッコリ。一方の豊永も「ひとりでも多くの方に、我々が全力で演じるものに納得していただけたら。その分プレッシャーもあるだろうなとは思いますが、大塚くんもめっちゃ緊張していました。二人三脚で走り抜けていけたら」と意気込み、「ひと味違ったチームワークを描くスポーツアニメになると思っている。他のスポーツ作品と違った感じになると思う。僕自身も楽しみにしています」と期待を寄せた。
テレビアニメ版のスタッフは、「攻殻機動隊 新劇場版」の野村和也が監督を務め、Production I.Gがアニメーション制作を担当。実写映画「桐島、部活やめるってよ」で第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平がシリーズ構成・脚本、「ハイキュー!!」シリーズの総作画監督を務めた千葉崇洋がキャラクターデザインを担うなど、豪華スタッフが結集する。豊永は、スクリーンにスタッフクレジットが映し出されると「すごい作品に出演させていただけたんだなと、今改めて実感しました」と噛み締めた。
中盤にはPV映像が初公開され、声優陣は「さすがはProduction I.G」とクオリティを絶賛。さらに原作者・三浦氏の、「アニメ化していただくことになり、とても光栄です。今、スタッフの皆さまがシナリオや絵コンテなどを着々と進めてくださっていますが、すごく面白いアニメになりそうで、わくわくが止められません」というメッセージも披露された。
「風が強く吹いている」は、日本テレビ、BS日テレほかで10月から放送開始。PVは公式サイト(http://kazetsuyo-anime.com)で公開中。
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