山火事を消すのは実は“こんな方法”だった!「オンリー・ザ・ブレイブ」本編映像公開
2018年6月15日 21:00

[映画.com ニュース] ジョシュ・ブローリン、マイルズ・テラー、テイラー・キッチュ、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・コネリーら実力派俳優の共演で、13年に米アリゾナ州で発生した巨大山火事に挑んだ消防士たちの姿を描く「オンリー・ザ・ブレイブ」から、炎で炎を制する決死の消火シーン映像が公開された。
このほど公開された映像からは、森林火災の鎮火は通常の火災と違って、「水」を使って行うものではないことが分かる。冒頭では「消防界のネイビーシールズ」と言われる精鋭部隊“ホットショット”がクワを手に、迫り来る炎を食い止めるための溝を一心不乱に掘る姿がとらえられ、火のついた油をまいて、進んでくる炎が燃やそうとする木々を「先に燃やしてなくしてしまう」作戦が映し出される。勢いを増して進んでいく消防士たちの炎は、やがて火事の炎にぶつかり、その行く手を封じ込める。巨大な炎を前にしながらも、ここから先には行かせないという男たちの勇姿にも引き込まれる内容だ。
普段は優しいパパであったり、ふざけ合う悪ガキのような男たちが、火災を前にすると命を懸けて消火活動に挑む。現実のヒーローともいえるホットショットの隊長エリックを演じたブローリンは、役作りのためのリサーチを進めるごとに、共感を覚えるようになったという。
「彼はすぐに華々しいスタートを切れたわけじゃない。あらゆることで苦労を強いられた。彼には人間味があり欠点もあったが、素晴らしいリーダーになるための資質を学んだんだ。彼がホットショットの指揮官になるまでに費やした努力の大きさに、僕は感動した」と語り、エリックと絆を深める、落ちこぼれだったブレンダンを演じたテラーは、「自分がいい加減な仕事をしたり努力を惜しんだりすれば、後に続く連中が余計な負担を強いられる。この仕事は、そういう自分勝手な態度の人間をふるい落とすようにできているんだ」と、劇中で描かれる仲間とのつながりに魅力を感じたと明かしている。
「オンリー・ザ・ブレイブ」は、6月22日から全国公開。
(C)2017 NO EXIT FILM, LLC
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