「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」撮影監督の撮影プランにエマ・ストーン衝撃!
2018年6月14日 06:00
[映画.com ニュース] 「ラ・ラ・ランド」のオスカー女優エマ・ストーンと「30年後の同窓会」が公開中のスティーブ・カレルが実在のテニス選手を演じた映画「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」の特別映像が、公開された。
「リトル・ミス・サンシャイン」「ルビー・スパークス」を手がけたバレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督コンビがメガホンをとった今作。1973年に世界的な注目を集めた「テニスの男女対抗試合」を題材に、29歳・現役世界チャンピオンの女性テニス選手ビリー・ジーン・キング(ストーン)と、元チャンピオンである55歳の男性選手ボビー・リッグス(カレル)の対決を描く。
映像では、当時の空気感を再現するべく製作陣が用いた手法が明かされる。デイトン監督は「撮影には35ミリフィルムを使い、1973年当時の映像に見えるように作った」、「ラ・ラ・ランド」も手がけたリヌス・サンドグレン撮影監督は、「1970年代の映像に見せることに、監督の2人はこだわっていた。物語を支えるための工夫としては、1970年代以降のビンテージ分析を参考にしたよ。そして、女性は未来志向、男性は過去志向と決めて、登場人物の顔の向きでそれを表現した。女性は未来を示す右を向き、男性は左を向いている」と明かす。サンドグレンによれば、「エマ(・ストーン)目線の映像は本人が撮った」とのことだ。
また、ストーンがカメラを持ち、撮影を行っている姿も収められている。ストーンは、「1970年代を描いた他の映画とは、映像がまるで違う。興味深かったわ。ピンクと青と赤があふれていて、全くの別世界なの。1970年代そのものよ。すばらしい映像だわ」と興奮気味に語っている。
「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」は、7月6日から全国で順次公開。