新海誠監督の娘・新津ちせ、映画初主演! 伊集院静の小説が15年ぶり映画化
2018年6月13日 17:00
[映画.com ニュース] 直木賞作家・伊集院静氏の小説「駅までの道をおしえて」が映画化されることになり、新海誠監督(「君の名は。」)の娘で子役の新津ちせちゃんが映画初主演を飾ることがわかった。伊集院氏の小説が映画化されるのは、「機関車先生」以来、約15年ぶりとなる。
主人公・サヤカ(ちせちゃん)は、愛犬ルーを亡くしたことを受け入れられず、いつまでもルーの帰りを待っている少女。ある日サヤカは、幼い息子を亡くした経験を持つ老人フセコウタローが出会う。2人は絆を育み、互いに胸に抱えた“命の喪失感”を、温かい思い出に変えていく。
サヤカ役は2017年の春に、一般公募の形式でオーディションを実施。約3カ月に及ぶ選考を経て、映画「3月のライオン 前編」「3月のライオン 後編」やミュージカル「美少女戦士セーラームーン」などに出演し、話題となっていたちせちゃん(当時小学1年生)を主演に抜てきした。撮影は丸1年間、季節を追いながら行われており、“少女の成長”をリアルに感じられる物語をカメラに収めていった。
ちせちゃんは「サヤカ役を演じます、新津ちせです。サヤカは、元気いっぱいで、犬が大好きで、心のやさしい女の子です。わたしも、犬が大好きなので、サヤカ役に決まった時は本当にうれしかったです!」と喜びを語り、「撮影中、ルーと一緒に過ごせることがとっても幸せで、毎日いろんな発見があります。ルーと一緒にいっぱい走りまわっているので、ちょっと足がはやくなったような気がして、楽しいです。元気に、一生けんめいがんばります」とコメントを寄せた。
なお原作に赤い京急電車が象徴的に登場することから、今年で創立120周年を迎える京急電鉄が協賛に名を連ねている。