英TVドラマ版「ABC殺人事件」の名探偵ポアロはジョン・マルコビッチ!
2018年6月12日 11:00

[映画.com ニュース]ミステリーの女王アガサ・クリスティの名作ミステリー「ABC殺人事件」(1936)を、英BBC Oneがドラマ化することが明らかになった。Deadlineが報じている。
英BBC Oneは、2016年にクリスティの権利を管理するアガサ・クリスティ・リミテッドと、クリスティの作品を7本ドラマ化することで合意。その第1弾となる「無実はさいなむ」(「Ordeal by Innocence」)が、今年4月に全英で放送された。
そして第2弾として、「ABC殺人事件」を全3話のミニシリーズとして制作すると発表。同作は、ABCと名乗る連続殺人犯と名探偵ポアロとの対決を描いている。最近の映画版「オリエント急行殺人事件」では、ケネス・ブラナー監督自らが名探偵ポアロを演じていたが、今回のドラマ版では個性派俳優ジョン・マルコビッチが演じることになる。
他には、クローム警部をルパート・グリント、フランクリン・クラークをアンドリュー・バカン(「ブロードチャーチ」)、アレグザンダー・ボナパート・カストをエイモン・ファーレン(「ツイン・ピークス The Return」)、レディ・ハーマイオニー・クラークをタラ・フィッツジェラルド(「ゲーム・オブ・スローンズ」)が演じる。脚本は「アガサ・クリスティー 検察側の証人」のサラ・フェルプスで、6月に撮入する。
今作の制作発表にともない、アガサ・クリスティ・リミテッドの最高経営責任者であるジェームズ・プリチャード氏は「『ABC殺人事件』は、曽祖母が執筆したなかでも最も不穏で緊張感みなぎる物語のひとつであり、エキュール・ポアロはもっとも魅力的なキャラクターの1人です。今回の映像化にあたり、これほど素晴らしいキャストが集まってくれたことは光栄です。このドラマ版のためにジョン・マルコビッチがどんなポアロ像を生みだしてくれるのか、いまからとても楽しみです」とコメントを発表した。

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