舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」トニー賞受賞!
2018年6月12日 00:00

[映画.com ニュース] ブロードウェイの最高峰、第72回トニー賞授賞式が6月10日、米ニューヨークのラジオシティ・ミュージカル・ホールで開催。世界的な人気を誇る「ハリー・ポッター」シリーズ初の舞台劇「ハリー・ポッターと呪いの子」が演劇作品賞に輝いた。
「ハリー・ポッターと呪いの子」は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが、最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝」のその後を描いたファンタジー。2016年6月からロンドンのウェストエンドで上演され、18年4月にブロードウェイへ上陸。トニー賞では演劇作品賞、演劇演出賞(ジョン・ティファニー)など合計6部門を受賞した。
今年、最多10部門を制したのは、2007年のイスラエル映画「迷子の警察音楽隊」をミュージカル劇化した「The Band's Visit」。前シーズンに小規模なオフブロードウェイ作品として話題を呼び、批評家から絶賛されていた。一方で最多ノミネート数を獲得した「スポンジボブ・スクエアパンツ」はミュージカル美術賞の1部門受賞にとどまり、同じく最多タイのノミネート数を誇った「ミーン・ガールズ」は無冠に終わった。大ヒットディズニー・アニメーション「アナと雪の女王」のミュージカル版も受賞を逃した。
ブロードウェイ・リーグの先の発表では、2017-18シーズンは観客動員数1380万人、最高興行収入約17億ドルと過去最高記録を樹立。話題作がひしめくなか、批評家からの評価の高かった「The Band's Visit」が、知名度の高い作品を押さえて大勝利を収めた。
米Deadlineによれば、授賞式では、2月に銃乱射事件のあったフロリダ・パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちが、ミュージカル「RENT」のナンバー「Season of Love」を合唱。また、特別賞を受賞したブルース・スプリングスティーン(「スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ」)の紹介のために登壇した俳優ロバート・デ・ニーロが「くたばれトランプ」とトランプ大統領に対しFワードを放つひと幕もあったという。
第72回トニー賞の主な受賞結果は以下の通り。
「ザ・バンド・ビジット」
トニー・シャルーブ「ザ・バンド・ビジット」
カトリーナ・レンク「ザ・バンド・ビジット」
「ワンス・イン・ジス・アイランド」
デビッド・クローマー「ザ・バンド・ビジット」
「ハリー・ポッターと呪いの子」
アンドリュー・ガーフィールド「エンジェルス・イン・アメリカ」
グレンダ・ジャクソン「スリー・トール・ウィメン」
「エンジェルス・イン・アメリカ」
ジョン・ティファニー「ハリー・ポッターと呪いの子」

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