グレタ・ガーウィグ監督がインタビュー映像で明かす「レディ・バード」秘話
2018年6月8日 16:30

[映画.com ニュース] 第90回アカデミー賞5部門ノミネート作「レディ・バード」(公開中)で、自身も監督賞・脚本賞のノミネートを受けたグレタ・ガーウィグの5分30秒におよぶインタビュー映像を、このほど映画.comが独占入手した。
主演作「フランシス・ハ」「ミストレス・アメリカ」で、ノア・バームバック監督と共同脚本を手掛けた個性派女優・ガーウィグの初単独監督・脚本作。米カリフォルニア州の田舎町サクラメントを舞台に、シアーシャ・ローナン扮する、自分のことを“レディ・バード”と呼ぶ17歳の女子高校生クリスティンの葛藤と成長が、爽やかさとユーモアたっぷりに描かれている。
「2013年から書き始めて、もとは350ページもある、とても長い脚本だったの。でも、そこから120ページまで減らして、今の脚本になった」と、「私のやり方はいつもこうなの」と明かすガーウィグ。同作ではクリスティンと母マリオン(ローリー・メトカーフ)の複雑かつ愛情深い関係が核として描かれているが、「人間関係の中で、最も面白くて濃厚で複雑な関係。こんなにも面白い題材なのに、映画で語りつくされていない気がした」と着想のきっかけを明かし、「恋愛を核にしなくても、少女の成長は描ける。本作には恋愛の要素も入れるけど、彼女の人間性を描く上で重点を置かなかった」と、これまでの青春映画とは一線を画す作品を意図したことをアピールしている。
女性監督として史上5人目となるアカデミー賞監督賞ノミネートを果たしたガーウィグだが、その快挙については、「とにかく嬉しかったわ」と感情を吐露。「特に、シアーシャ(・ローナンの主演女優賞)とローリー(・メトカーフの助演女優賞)のノミネートが本当に嬉しい。そして、監督・脚本家として認められたことは本当に意義深いわね。それが尊敬する映画製作者たちにこんな形で受け入れられて。今後も作り続けることを肯定された気分よ!」と喜びを語っている。
(C)2017 InterActiveCorp Films, LLC./Merie Wallace, courtesy of A24
関連ニュース





「We Live in Time この時を生きて」あらすじ・概要・評論まとめ ~刻一刻と流れ続ける時間の中にある特別なモーメント~【おすすめの注目映画】
2025年6月5日 08:30

映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)