オスカー女優J・ロバーツが激白「『ワンダー』はいじめに対するいい手本になる」
2018年6月7日 09:00

[映画.com ニュース] 全世界800万部を売り上げた人気小説を映画化し、世界興収3億ドルの大ヒットを記録したヒューマンドラマ「ワンダー 君は太陽」で、先天性の障がいで他人と違う顔をもつ10歳の少年オギーを演じたジェイコブ・トレンブレイと、オギーの母イザベル役、ジュリア・ロバーツのインタビュー映像が公開された。
5年生にして初めて学校に通うことになったオギーを中心に、両親、姉、友人たちの成長が温かく爽やかに描かれる本作について、ロバーツは「人々に“不可能はない”と知ってもらうことができた。私たちはもっと互いに親切になれる」と意義を語る。原作本は「子どものために買った」と言い、「子どもと一緒に読んで家族で夢中になった。そして映画化の話がないか調べたわ。この素晴らしい話を、今の若い子たちに届けたいと思ったの」と、出演の経緯を明かしている。
劇中では、オギーと母のイザベルに加え、父ネート(オーウェン・ウィルソン)、姉ヴィア(イザベラ・ビドビッチ)の絆が描かれるが、キャスト陣に役柄以上の絆が生まれたことを「大いなる不思議な力が働いたと思うわ」とロバーツは強調する。トレンブレイも同調し、「台本を読み合わせした最初の日から、ジュリア(・ロバーツ)は僕を受け入れてくれた。おかげで僕のママだって、すごく想像しやすくなったよ」と、アカデミー賞女優ならではの力量と包容力をたたえた。
映像の後半では、「いじめ」についての意見も交わされ、「21世紀のいじめはテクノロジーの匿名性を利用し、陰湿化しているから厄介な問題になっている。多くの取り組みが必要だわ」(ロバーツ)、「自分がけなされてもいいから、他人をけなす人がいる。楽しいと思ってるんだ。だけど、ほとんどの場合は気持ちを傷つけてる」(トレンブレイ)と指摘。ロバーツは「でもこの作品は、(陰湿ないじめに対する)とてもいい手本になってると思う」と評した。
「ワンダー 君は太陽」は、「美女と野獣」の脚本を手掛け、「ウォールフラワー」の監督&脚本でも知られるスティーブン・チョボウスキーの監督作(脚本も共同執筆)。6月15日から全国公開。
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