モーガン・フリーマン、セクハラ告発で謝罪
2018年5月28日 20:00

[映画.com ニュース] 複数の女性からセクハラ行為および不適切な言動を告発されたことを受け、アメリカ映画界を代表する名優モーガン・フリーマンが、全米メディア宛に謝罪声明を発表した。
米CNNは5月24日(現地時間)、ジャーナリストや現場スタッフなど映画関係者16人の女性を対象に取材を行った結果、うち8人がフリーマンから過去にセクハラ行為を受けたことを認めたと報道した。2017年公開の犯罪コメディ「ジーサンズ はじめての強盗」に製作アシスタントとして参加したある女性スタッフが、フリーマンに何度もスカートをめくられ下着を履いているか聞かれたと明言。CNNレポーターのクロエ・メラスさんは、同映画のプレス・ジャンケットでフリーマンにインタビューした際、当時妊娠6カ月だった彼女をなめるように見た挙句、「熟したその体に入りたい」などと性的に不適切極まりない発言を繰り返したと証言した。
騒ぎが大きくなる前に事態を収拾すべく、フリーマンは同日、「私を良く知る人たち、私と仕事をした経験のある人たちなら、私が意図的に他人の気分を害するようなことをする人間ではないとわかっているはずです。不快な思いをされた方、また、不当な扱いを受けたと感じられた方々には、深くお詫び申し上げます。そんなつもりは一切ありませんでした」と声明で謝罪。しかし、今回の報道を受けて全米俳優組合(SAG)が、今年1月の第24回SAG賞でフリーマンに授与した特別功労賞のはく奪を検討する話し合いに入るなど、はやくも波紋が広がりつつある。ディズニー映画「ザ・ナットクラッカー・アンド・ザ・フォー・レルムズ(原題)」(11月2日全米公開予定)をはじめとする、この先公開を控えた出演作に影響が出ることは免れそうにない。

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