「パンク侍、斬られて候」主題歌はセックス・ピストルズ! “猿将軍”の正体は永瀬正敏
2018年5月9日 04:00

[映画.com ニュース] 芥川賞作家・町田康氏の時代小説を綾野剛主演、宮藤官九郎の脚本、石井岳龍監督のメガホンで映画化する「パンク侍、斬られて候」の主題歌が、イギリスの伝説的バンド「セックス・ピストルズ」の名曲「アナーキー・イン・ザ・U.K.」に決定した。あわせて、様々な憶測を呼んでいた“将軍の格好をした猿”の正体が、永瀬正敏であることが判明。同曲が流れる新映像で、インパクト抜群の勇姿が映し出される。
「くっすん大黒」「きれぎれ」などで知られる町田氏が2004年に発表した同名小説が原作。超人的剣客でありながら超適当なプータロー侍・十之進が、自ら招いた大惨事に七転八倒するさまを描く。舞台が江戸時代でありながら、現代風の口調による滑稽な会話劇、次々と登場する特異なキャラクター、破天荒なストーリー展開、そして圧巻の大団円が熱狂的なファンを引き付け、今なおカルト的人気を博す異色作として知られている。

1976年に発表された「アナーキー・イン・ザ・U.K.」。「セックス・ピストルズ」の伝記映画など、彼らの音楽が使用された映像作品は多いが、日本映画の主題歌として、同バンドの楽曲が公式に使用されるのは初めてのことだ。石井監督は、音楽史にその名を刻んだ歴史的楽曲の起用について「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行けー!!」とコメントを発表。“パンク”な世界観に“型破り”な主題歌が付くことで、どのような化学反応が起こるのか期待が高まる。
ビジュアルや特報映像が公開されるたびに「誰が演じているのか?」と話題を呼んでいた“将軍の格好をした猿”の名前は、大臼延珍(デウス・ノブウズ)。メイクアップアーティスト・JIRO氏による特殊メイクを施されて同役を演じた永瀬は「僕は石井監督の作品4回目なんですけど、呼んでいただける度にとても嬉しいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」と胸中を吐露。一方、石井監督は永瀬のキャスティングについて「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる」とコメントを寄せている。
「パンク侍、斬られて候」は、6月30日から全国で公開。
(C)エイベックス通信放送
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