米林宏昌監督「メアリと魔女の花」4月28日から中国公開
2018年4月28日 10:00

[映画.com ニュース] 「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌監督がスタジオジブリ退社後に手がけた長編アニメ「メアリと魔女の花」が、4月28日から中国で公開されることが明らかになった。米林監督作品が同国で公開されるのは、本作が初めて。西村義明プロデューサーとともに中国キャンペーン(上海、深セン、北京)に参加した米林監督は、「ジブリ時代を通して、中国本土で劇場公開をするのは初めてですので、お客様の反応が楽しみです」と期待を寄せた。
ジブリ出身の西村プロデューサーが立ち上げたスタジオポノックの第1回長編作品となる本作は、イギリスの女優作家メアリー・スチュアートの児童文学「The Little Broomstick」を原作に、7年に1度しか咲かない禁断の花“夜間飛行”を見つけた少女メアリの冒険を描いた。
本作は、既に世界各国で公開されており、フランスでは観客動員32万人を超えるヒットを記録。ロシアでは、日本のアニメーション映画で歴代1位となる興行成績を樹立し、北米においては宮崎駿監督作「もののけ姫」の興行成績を上回った。今後は中国をはじめ、イギリス、イスラエル、イタリア、スペイン、ドイツ、ブラジル、メキシコなどで公開される。
なお米林監督は、スタジオポノック製作のオムニバスアニメ映画「ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間」(8月24日公開)内で、新作短編「カニーニとカニーノ」を発表することが決まっている。
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