イタリア発ヒット作「いつだってやめられる」監督が来日!コメディ哲学を熱弁
2018年4月27日 18:00

[映画.com ニュース] イタリアでスマッシュヒットを記録した痛快コメディの続編「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」のシドニー・シビリア監督が来日し、4月26日に都内で行われたトークイベントに参加した。
社会からはじき出された理系学者たちが、合法ドラッグ製造で人生の一発逆転を狙う姿を描いた「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」の続編となる本作。前作で警察に逮捕された研究者たちが、今度は警察と取り引きし、捜査に協力することになる。
この日の聞き手として登壇したのは、シビリア監督とは同い年となる評論家の荻上チキ氏。コメディでありながらも現代社会への風刺を交えた本作について「ある意味泣ける、笑いたい人はこの映画を見ればいい」と太鼓判を押していることから、この日の聞き手として登壇することとなった。
「最高の頭脳を持つ人間が、社会の最底辺にいるというパラドックスは、ある種のコメディを語るのに最適じゃないかと思ったんだ」と切り出したシビリア監督は、「やはりコメディというのは、出発点が悲惨であればあるほど面白いものだからね。これはイタリアのお家芸ともいえるもので、伝統的に踏襲してきたものである。そもそもイタリアの良質なコメディ作品は、第2次世界大戦後に生まれているんだ。つまりそこに貧困があったということ。過酷な現状を笑いに変えること。それがコメディの本質だと思う」と自身のコメディ哲学について明かした。
今シリーズは、「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」(第1作)、「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」(第2作)、「いつだってやめられる 名誉学位」(第3作)からなる3部作のうちの1本となる。「それまで僕はまったくの無名だった。だから予算の小さな映画(第1作)がここまで反響があるとは思ってもみなかった。海外でも成功したものだから、プロデューサーから続編を作ってくれとオファーがあったんだ」と語るシビリア監督は、「だから続編ではなく、2と3を同時に撮らせてくれるなら続編を作ってもいいと返答したんだ。どうせ『いいよ』とは言わないだろうと思ったんだけど、承諾してくれたんだ」と笑いながら付け加えた。
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」は、5月26日から全国公開。前日譚(たん)となる「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」は、6月23日からヒューマントラストシネマ有楽町にて開催予定の特集上映「Viva!イタリアvol.4」内で上映。後日譚となる「いつだってやめられる 名誉学位」は、「イタリア映画祭2018」内で上映(4月30日、5月5日)。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー