第71回カンヌ映画祭ポスターは「気狂いピエロ」のキスシーン!
2018年4月17日 08:30
[映画.com ニュース]5月8日から19日まで開催される第71回カンヌ国際映画祭のポスターが公開された。ジャン=リュック・ゴダール監督の「気狂いピエロ」(1965)のワンシーンを用いたもので、ジャン=ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナが互いの車中からキスを交わすロマンチックな一場面だ。
映画はヌーベルバーグの金字塔的作品として語り継がれるゴダール監督の代表作。「ピエロ」と呼ばれる主人公のフェルディナンが、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌと逃避行する模様を、鮮やかな色彩と詩情あふれたセリフで描き出す。
ポスターに採用された一場面は、ゴダール作品のほか、ジャック・リベット、アラン・レネらヌーベルバーグの巨匠たちのスチル写真を手掛けたカメラマン、ジョルジュ・ピエールが撮影したもので、イラストレーターとしても活躍する20代のグラフィックデザイナーのフロール・マカンがデザイン。映画を愛する新旧世代のコラボレーション作であり、映画祭から#Metoo問題への新たな提言とも受け取れるポスターだ。
なお、今年は、1968年のフランス五月革命に付随する出来事と認識され、ゴダール監督が、フランソワ・トリュフォー監督らとともに、学生、労働者運動の一環として同映画祭の中止を迫ったカンヌ国際映画祭粉砕事件から50年にあたる。また、ゴダール監督の最新作「Le Livre D'Image(英題:The Picture Book)」は、今回の長編コンペティション部門に選ばれている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】本当に放送していいのか…!?不適切報道か否か?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
開始20分で“涙腺決壊”
【激しく、心を揺さぶる超良作だった…!】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー