「パシフィック・リム」VSアニメ「GODZILLA」!天神英貴描き下ろしコラボイラスト完成
2018年4月12日 17:00
[映画.com ニュース] 世界的ヒットを記録した人気作の続編「パシフィック・リム アップライジング」と、ゴジラと人間の戦いを描いた劇場アニメの第2弾「GODZILLA 決戦機動増殖都市」(5月18日公開)のコラボポスターが製作された。日本が世界に誇る人気キャラクター、ゴジラと、「パシフィック・リム」に登場する特殊兵器“イェーガー”が並び立つデザインとなる。
オスカー監督ギレルモ・デル・トロが手がけ、日本の特撮愛を存分に注いだ「パシフィック・リム」は、巨大生命体KAIJUと巨大ロボット、イェーガーのバトルを描き、日本でも高い人気を誇る。Netflixドラマ「デアデビル」で知られるスティーブン・S・ナイト監督にバトンタッチ(デル・トロ監督は製作を担当)した本作では、日本の東京が最終決戦地に選ばれるなど、より日本へのリスペクトが高まった格好だ。
今回製作されたスペシャルイラストを担当したのは、人気アニメ「マクロス」シリーズなどのメカニカルアートを担当するほか、「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデルのボックスアートを長年手がける人気イラストレーター・天神英貴氏。イラストでは、「GODZILLA 決戦機動増殖都市」に登場する歴代最大のゴジラ“ゴジラ・アース”と「パシフィック・リム アップライジング」に登場する計4体のイェーガー軍団が勇ましく描かれている。
天神氏は、「これは責任重大。何せゴジラと巨大ロボといえば、今となっては日本の伝統芸の様なもので、それを描く以上は大変に目の肥えた我が国の先輩方の厳しい目にさらされるからである。苦悩の本質は外見的な姿を描く以上に、その歴史ともいうべき精神世界をいかに一枚の限られたスペースに存在させられるか、そしてエネルギーに満ちた絵になるかということなのだが……さて、そんなわけで、人生でこんなに楽しいイラストの挑戦はそうそうあるものじゃないのです」と重圧を感じつつ、楽しんで描いたという。
今回のコラボレーションに、「GODZILLA 決戦機動増殖都市」を手がけた静野孔文・瀬下寛之両監督は、「アニメゴジラも『パシリム』(パシフィック・リム)も『怪獣映画』の側面もありながら、それに対じする『人間ドラマ』が魅力的に描かれている作品だと思います。そんな作品同士が海を越えてコラボレーション、いつかスクリーンで本当に見てみたいですね」(静野)、「(フィギュアの祭典)魂ネイション2017の会場でスティーブン・S・デナイト監督に会った際に彼から感じた感覚……それは、『好きだゴジラ! 好きだ怪獣! 好きだ巨大ロボット!』です。そんなデナイト監督作品とコラボできて最高です!」(瀬下)と語っている。
「パシフィック・リム アップライジング」は、4月13日から全国公開。