人気AV女優・紗倉まな「最低。」DVD発売に感慨「私の作品は普段、18禁にしかないので」
2018年3月31日 22:15

[映画.com ニュース] 瀬々敬久監督がアダルトビデオに関わる3人の女性を軸に描いた映画「最低。」のブルーレイ&DVD発売イベントが3月31日、東京・ソフマップ秋葉原アミューズメント館で行われ、原作者である人気AV女優・紗倉まなが報道陣による囲み取材に出席した。
紗倉による短編小説集を「64 ロクヨン」などの瀬々監督が映画化し、2017年の第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された話題作。新しい世界の扉を開く平凡な主婦・美穂(森口彩乃)、家族から逃げるように上京しAV女優として多忙な日々を送る彩乃(佐々木心音)、自由奔放な母親に振り回される女子高生・あやこ(山田愛奈)の3人が、性愛や家族と向き合う姿を描いた。
ソフト化に対し、紗倉は「私の作品は普段、黒い暖簾の向こう、18禁にしかないので、こうして普通に人が通るコーナーに置かれていることがすごく嬉しいです。感激です」と感無量の面持ち。映画の出来栄えに関しては「私の本は、ある意味雲のようにふわふわ終わっていくシーンが多くて。瀬々敬久監督が、自分が醸し出したかった感触をすごく美しく撮ってくれました。自分の作品とは思わずに映画館で見て爆泣きしたので、こんなに良くしていただいて感謝しかないです」と笑顔で、お気に入りのシーンを「彩乃が身バレで揉めるシーン。私は、学校で初めて職業がバレたとき、静かに事が済んだんです。彩乃は修羅場になっていくので、そこはグッときます」と明かした。
周囲からは「出演していないのか」と残念がられるそうだが、「私は大根演技なので、出なくてよかったです(笑)」とあっけらかん。自身初の長編小説「凹凸」の映像化にも意欲を見せるが、「映像になったら病みそうなくらい、すごく暗いんですよ。(実現したら)ミステリアスな雰囲気の方が演じてくださったら。私が演じたら変な感じになっちゃうので、本職の人に任せたいです」と謙虚に話した。
また、東京国際映画祭のオープニングセレモニーにも参加した紗倉は、「レッドカーペットをみんなで歩くことをあまりわかっていなくて、ずんずん進んでいったら迷子になっちゃって。角川の人にも『勝手に進まないでください!』と怒られちゃいました。こういう時、協調性がなくてやべえヤツになるんだな、と実感したことが印象深いです(笑)」と当時を振り返る。豪華版の特典映像にはその際の模様も収められているだけに、「もしかしたら、私以外の人だけがトークしているのがあるかも」と語っていた。
女優や文筆家など、マルチに活躍を続ける紗倉。次なるチャレンジを聞かれると「しがない“えろ屋”がこんなことをさせてもらえているだけで嬉しくて、願望を言うと祟りがきそう(笑)。絵や文章は昔から好きなので、そういう仕事があればぜひ引き受けたいです」といい、海外での活動については「まずは語学を磨いて、他国の文化もわかったうえで臨もうと思っています。でも、夢は大きく。この映画も、いろんな国で見てもらえれば嬉しいです」と期待を込めていた。
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