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マーク・ウェブ監督、悲願の企画「さよなら、僕のマンハッタン」の撮影は「まるでバケーション」

2018年3月28日 14:00

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デビュー前から温めていたという
デビュー前から温めていたという
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[映画.com ニュース]「(500)日のサマー」「gifted ギフテッド」のマーク・ウェブ監督が、デビュー前から温めていた念願企画の映画化「さよなら、僕のマンハッタン」について語った。

大学卒業を機に親元を離れた青年トーマスが、風変わりな隣人と父の愛人という2人の人物と出会ったことから、人生に変化が訪れるさまを描く。「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(11月23日公開)で主人公ニュート(エディ・レッドメイン)の兄役に抜てきされた注目株カラム・ターナーがトーマス役、ジェフ・ブリッジスケイト・ベッキンセールが、隣人と父の愛人にそれぞれ扮する。

ウェブ監督は、本作に約10年もひかれ続けた理由について、「ずっと頭から離れないシーンがあったんだ。ジョハンナ(ベッキンセール)とトーマスの最初のシーンで、彼女が『人はいつも無意識に行動をしてしまうものよ』と言う場面だよ。彼らが初めて出会ったときの会話は、本質を突いていてとても考えさせられるものだった。脚本を読んだ私は、どんどん次の展開を知りたくなってしまったんだ。もう1点は、ジェフ・ブリッジス演じるジェラルドとトーマスの関係性だ。男性同士のこういった友情は珍しいし、少し願望も含まれている。ジェラルドのようなメンター(指導者)との関係性は希少だと思う」と明かす。

長年の思いが結実し、「楽しくてウキウキする、まるでバケーションのような撮影だった。映画製作における11番目の戒律は“なんじ、ジェフ・ブリッジスと映画を作れ”だね(笑)」と喜びを語ったウェブ監督。「『アメイジング・スパイダーマン』を撮る前は、撮影がどんな感じになるか気になったけれど、撮影後に役者たちと交わす会話は同じだった。同様に、技術、展開、カタルシスやニュアンスについて考えるし、多くの側面で似ていたよ。違いと言えば、準備や人々の期待、そして作品が関わるさまざまなもののスケールだが、それは製作とは別のこと。注目されず、期待に応えなくてはというプレッシャーもない、解放された気分だった。映画のクリエイティブな要素を全て集結させ、自分たちが作りたい作品を作れたことは素晴らしかった。ファンの子どもがコスチュームについてどう思うかな、と心配する必要もないしね。とても楽しめたよ!」と達成感を十二分に見せつける。

本作はニューヨークでロケを行い、ニューヨーカー御用達の有名スポットとは一味違った、“通”な店が続々と登場する。「アメイジング・スパイダーマン」からより一層洗練されたニューヨーク像を描き出したウェブ監督は、「私が信じているのは、ニューヨークが常に進化していること、そして驚くほど雑然としていると同時に美しい街であること。人種や文化のるつぼというアメリカの側面を象徴しつつ、まったくダメな要素もある。それらが全て集約されていて、物語を描くにはピッタリの環境なんだ」とニューヨーク愛を語った。

さよなら、僕のマンハッタン」は、4月14日から全国公開。

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