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「トゥームレイダー」監督、こだわったのは“荒削りの本物らしさ”

2018年3月23日 13:00

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ノルウェー出身の俊英
ノルウェー出身の俊英
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.

[映画.com ニュース] 人気ゲームの映画版をリブートする「トゥームレイダー ファースト・ミッション」(公開中)を手がけたローアル・ユートハウグ監督が、作品への思いを語った。

ノルウェー出身で、「THE WAVE ザ・ウェイブ」で知られるユートハウグ監督は、原作ゲームの大ファンだったという。「(ヒロインの)ララ・クロフトは格好良い、強いヒロインで、賢く頭脳明せきで機転が利くところが好きだった。そしてそれらは本作でも描こうとしていることだ」と語り、主演には「リリーのすべて」「エクス・マキナ」のオスカー女優アリシア・ビカンダーを配した。

「今回のバージョンで僕が気に入っているのは、彼女はもちろん激しく、誰にも止めることなどできないわけだが、賢く機転が利きながら、もろさも兼ね合わせているということだ。転んで、傷つき、アザだらけになるんだ。それでも彼女はまた立ち上がる。そして不屈のスーパーヒーローなんかではない。実際の世界にいるリアルな女の子だ。それこそがアリシア(・ビカンダー)がこの役にもたらしたことなのだと思う。すべてにおいて本物らしさが感じられ、素晴らしいよ」とビカンダーの“効能”を語ったユートハウグ監督。昨今の映画界の“流れ”を俯瞰(ふかん)し、「世界中で今、女性が立ち上がっているが、そういったことが映画にも反映されているのだろう。“強い女性”といった、これまでとは違う種類の女性が描かれる映画も見たいという思いがあるのだと思うよ」と観客の心理を分析し、本作も時代の空気をくんだ作品だとの見方を示す。

製作において重視したのは、先の言葉にもあった“本物らしさ”だ。「本作でやろうとしたのは、荒削りのリアルなアクションアドベンチャー映画を作るということで、ララが立たされる苦境を実感してもらえるものにしたいということだった。ララは傷つき地面に倒れても、反撃する力を奮い立たせなければならない。各シーンで可能な限り、リアルなイメージを追求したよ。出来る限りロケ地でカメラの前で実際に行うようにし、スタジオでは巨大なスケールのセットを建設し、極力CGに頼らないようにすることによって、我々が求めていた荒削りな感覚を実現したんだ」。

観客に臨場感を抱かせるべく本物らしさにこだわるユートハウグ監督の方法論は、演出においても同じだ。「僕にとって(監督の仕事)は、シーンの雰囲気を作っていくのが中心となる。そしてそこに俳優たちを連れてきて、そのシーンの状況を信じさせるんだ」と語り、「ある程度、シーンの絵コンテを作り、アニメーションでやるプレビズ(シーン撮影の際に、CGなどでシミュレーションを行うこと)をやったが、俳優たちがシーンでどんな演技をするかを見たいとも思うんだ」と“アドリブ感”を重視。ある程度の自由を現場に持たせ、「ガチガチに決めるのではなく、ゆったりとしたスタイルで、俳優との瞬間を大切にしているよ」と演出術を明かした。

本作でハリウッド大作に着手し、「オーディエンスに到達できる映画、オーディエンスをひきつける映画を作りたいとずっと思ってきた。どんなスケールの映画であっても、それをやろうとしてきたんだ。本作はこれまでで最大のアドベンチャーだ」と感慨をにじませたユートハウグ監督。「ノルウェーで小規模の映画を、それ以外のところで大規模な映画を作っていければと思っている」と将来の展望を明かした。

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