中条あやみが“マジギレ壁ドン”披露!最高の仲間と全力で挑んだ「3D彼女」
2018年3月22日 07:00

[映画.com ニュース] 中条あやみが主演を務める「3D彼女 リアルガール」の撮影現場がこのほど、栃木・佐野清澄高等学校で報道陣に公開された。中条をはじめ、共演の佐野勇斗、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろう、メガホンをとった英勉監督が取材に応じた。
那波マオ氏の人気漫画を、英監督ら「ヒロイン失格」のスタッフ陣が再結集し実写化。“超絶美少女”五十嵐色葉(中条)と、恋愛経験ゼロのオタク男子・筒井光の恋を描く。中条が色葉、佐野が筒井に扮し、清水が筒井を敵視するイケメン・高梨ミツヤ、恒松がミツヤに思いを寄せる石野ありさ、上白石が筒井の後輩のオタク女子・綾戸純恵、ゆうたろうが筒井のオタク仲間の“猫耳男子”伊東悠人を演じている。
2017年6月30日にクランクインし、この日は撮影24日目。現場の雰囲気を問うと、キャスト全員が「仲が良い」と声をそろえる。中条は、「最初は緊張していたのですが、本読みの時点でみんなが話しかけてくれたので『温かい現場だな』と。自分を開放するように意識して撮影をしています。楽しいです」とニッコリ。佐野も、「現場を心から楽しめています。良い意味で仕事をしているという感覚がない、アットホームな雰囲気です。6人のバランスが良く、出会って1カ月も経っていないのに、昔から仲の良い友だちのような感覚。楽しくお芝居しています」と充実感をにじませる。
また清水は、6人の関係性を「みんなキャラが濃いので、個性がぶつかるのではないかと思われるかもしれませんが、流れている時間や温度は同じなので、根本はつながっている。波長が合うので、お芝居をしていてもまとまりがいい」と力説。そのうえで、「ピースがガシッとはまるように、良いものが出来上がっている感じです」と自信をのぞかせる。
良い関係性を築けたからこそ、ひとたび撮影がはじまれば、本気でぶつかり合うことができる。この日撮影されたのは、ミツヤが筒井を殴り、駆けつけた色葉がミツヤに反撃する場面。佐野に殴りかかり、「底辺が調子乗んじゃねえよ!」と怒鳴る清水。この直後、教室に入ってきた中条が清水をにらみつけ、平手打ちを食らわせる。清水が体を回転させながら壁に倒れ込むと、中条は壁ドンで相手を追い詰め「宇宙の塵になればいいのに」と吐き捨てる。取材時の「自分を開放するように意識して撮影している」という言葉通りの、振り切った演技を見せていた。

待ち時間には、キャストが教室の隅で談笑する場面も見られ、ふざけ合い、声をあげて笑う姿は高校の休み時間のようだった。恒松は、「シーン数も撮影日数も少ないのに、こんなに仲良くなれている。良いメンバーと良い現場にめぐり合えて、この作品に出合えて、本当によかったなと思います」と“全ての出合い”に感謝。ゆうたろうも、「今日の撮影まで、1週間空いただけですごく寂しかった。そう思える存在ってなかなかいないと思う」と同調していた。
芽生えたのは友情だけではない。彼らは良きライバルでもあり、上白石は「お芝居では、同年代のみんなから刺激をもらっています。今までの現場では味わえなかった若さのぶつかり合いというか」と熱弁をふるう。
昔からの友人同士のように、和気あいあいとした空気を漂わせるキャスト6人。英監督は、現場の雰囲気作りについて「雰囲気はグダグダです。でもそうしてくださいとお願いした」と明かす。「彼らには『“バラバラな6人が一緒になる”というのが話の根底にある』と伝えました。そうすると、皆さんがしっかりと役を作ってきてくれた。きちんと個性を出してくれている。その分、やかましい(笑)。台本に書いてあるものより、数倍面白いものを出してくれている。そこがすごく良いと思います」。
映画のテーマは「コミュニケーション能力」。単なる「色葉と筒井のラブストーリー」ではなく、「6人の物語」でもあるからこそ、キャスト同士のコミュニケーションは不可欠だった。中条は「一生の思い出、宝物になる」と噛み締め、「この組で一生ずっとやっていきたいと思える幸せな出会い。周りのみなさんに感謝しかない現場です」と思いの丈を述べた。「3D彼女 リアルガール」は、9月14日から全国公開。
(C)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (C)那波マオ/講談社
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