ゆうばり叛逆映画祭で大杉漣さん追悼上映 ホラー映画「エクステ」の“幻のショートムービー”
2018年3月19日 04:00

[映画.com ニュース] 映画監督で特殊造型プロデューサーの西村喜廣氏が監督作や関連作品を集めて上映する「西村喜廣ナイト」と題するイベントが3月17日深夜、北海道・夕張で開催中の「ゆうばり叛逆映画祭」で行われ、先月21日に急死した大杉漣さんを追悼して、幻の主演ショートムービーが上映された。
3分にまとめられた幻の作品は、少女の怨念が込められた“エクステ”が人々に襲いかかる園子温監督作のホラー映画「エクステ」(2007)の時に製作されたもので、東京・池袋で営業した期間限定の「エクステ・カフェ」で流したもの。エクステフェチで事件の黒幕だった男を怪演した大杉さんが歌って、踊るという内容だ。
西村氏は「(配給の)東映に特別に許可をいただいて、上映させてもらいました。それまでも、ホラー映画で、一緒にお仕事をさせていただいたのですが、ガッツリ仕事をさせていただいたのは、『エクステ』が初めて。指先から髪が伸びるという特殊造型で、大杉さんは大変だったと思いますが、楽しそうに演じられていた。『シン・ゴジラ』で僕がゴジラの中に入っている時に、大杉さんがスタジオに遊びに来てくれて、話したのが最後。どんな方にも愛された人柄でした。これまでの感謝の思いを込めて、上映したい」と話した。
ほかにも、ショート・フィルム・オムニバス「刑事(でか)まつり」の第3弾「新・刑事まつり~一発大逆転~」(03)の1本である「窯岡刑事」も上映。オカマであることを隠して、蒲田署からやってきた窯岡刑事が犯人逮捕に奮闘しながらも、カミングアウトすべきか、どうか思い悩むコメディ。バイプレーヤー仲間である俳優の田中要次がメガホンをとった。DVD化されておらず、映画祭などでしか上映されていない貴重なものだ。
大杉さんは99年(第10回)のゆうばり国際ファンタスティック映画祭では、オフシアター・コンペティション部門の審査員を務めている。
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