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ゆうばり国際映画祭2018グランプリ・西口洸監督、栄冠勝ち取った“イケてない青春”

2018年3月18日 23:15

西口洸監督

西口洸監督
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[映画.com ニュース] 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」でグランプリに輝いた性春映画「ED あるいは (君がもたらす予期せぬ勃起)」の西口洸監督が3月18日、報道陣による囲み取材に出席。大阪芸術大学出身、23歳の西口監督が、強烈な個性を放ちつつ、“イケてない青春時代”のエピソードを交えながら、受賞の喜びを語った。

西口監督は、現在は大阪芸大を卒業。大阪の実家に住みつつ、同大学で「教授の助手みたいな建前の、学生に機材を貸す時にもろもろ準備をする、ようわからん機材係」を務めている。今作は大学2年生時にシナリオを執筆し、4年生時の卒業制作として撮影した作品で、自身にとって初の中編。母親の裸を見て勃起したことをきっかけに、ED(勃起不全)になってしまった男子高校生の日々を、爽やかな風が吹くボーイ・ミーツ・ガールものとして描ききった。

トロフィーを手にし、「僕自身が学生時代の影の方というか、イケてないグループだったので、そういう僕自身の体験みたいなものを含めての作品」と述べる西口監督。続けて「イケてないグループの仲間と、イケてる奴らを『アイツらおもんないな。僕らこそが映画の主人公や』と語りながら麻雀をしていた」と明かし、「それがグランプリとって、実際に嬉しいんですけど、僕が受けとるんか、と思うんです。じゃあ返上するかと言ったら、嫌だ。優柔不断の僕も、主人公らしいなと思いつつ、本当に嬉しいです」と伏し目がちにユニークに話した。

それでも戸惑いは隠せず、「実際に嬉しいですが、イケてる賞をうらやましがっている僕が好きだった。いざもらうと、恥ずかしいと言うか」と続ける。一方で「コンペでは『ナナちゃん、Oh mein Gottしよ(ハート)』と『温泉しかばね芸者』のほうが上だと思っていた。驚きと嬉しさと……。ありがたい賞を頂いて感謝しています」と謝意を示した。


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また、撮影は一昨年の夏に行われており、「大学で良い感じの人に声をかけて出てもらって、皆ほとんど演技経験がなかった。波打ち際で足が濡れるシーンでは『何で濡れなダメなんですか?』と、僕の演出が伝わらないところが多々あり、結構揉めたりもした」と述懐する。ちなみに好きなクリエイターは「ファレリー兄弟。あと、(大阪芸大芸術学部映像学科の)学科長・大森一樹監督と、審査委員長の瀬々敬久さんももちろん」といい、本映画祭は閉幕を迎えるが「昨日、屋台村に1人で行って、怖くて中に入れなかった。今日は勇気を出してもう1回行ってみようと思います」と決意を固めていた。

なおコンペ部門審査委員長の瀬々敬久監督は、「独特のセンスの持ち主。ファーストカットで海を撮って、そこからニョキニョキッと海女さんのお母さんが現れるカットから始まるんですが、その間が素晴らしい。次のカットは高校生2人が海に向かって背中のショット。今まで見たことがないようなカッティングと演出が続いていくのが非常に興味深かった。全く新しい映画の誕生」と西口監督を激賞。それにとどまらず、「西口くんはちょっと頼りなさそうなので、やや心配しています(笑)。ただ監督は、勇ましい人が良いかというとそうでもない。そのキャラをいかしてつくることを全うし、西口くんらしいやり方で、西口くんらしい映画をつくっていってくれれば。次回作、期待しています」と発破をかけていた。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018は、3月19日まで開催。最終日には市民や一般客が選ぶ「ゆうばりファンタランド大賞」が発表される。

(映画.com速報)

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