京都造形芸術大出身の酒井麻衣監督“卒業式”欠席した後輩に“ゆうばり叛逆”卒業式
2018年3月18日 16:00
[映画.com ニュース] 小川紗良主演の映画「ウィッチ・フウィッチ」の酒井麻衣監督が3月17日、北海道・夕張で開催中の「ゆうばり叛逆映画祭」で、母校・京都造形芸術大学を卒業する4期下の後輩に向けて“手作り卒業式”を演出した。
京都造形芸術大学からは、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」オフシアター・コンペティション部門に「スロータージャップ」、ゆうばり叛逆映画祭に「ハングマンズノット」を出品している阪元裕悟監督、NHKテレビ小説「わろてんか」に出演中の辻凪子をはじめ、俳優学科に所属する4年生ら計7人が参加中。この日は、思い思いに仮装した後輩と大阪芸術大学4年の鳴瀬聖人監督を引き連れ、「酒井麻衣のファンタジーショウ」と題するイベントを展開した。
酒井監督はその最終盤、「個人的な思いで式典をやりたいのですが、お付き合いください」と観客に前置き。「きょうは京都造形芸術大学の卒業式だったのですが、後輩たちは卒業式をけって、夕張に来たんです。そんな後輩に向けて、私が“卒業証書”を贈りたいです」と話した。
先輩が寄せ書きした、手製の“卒業証書”を阪元監督らに手渡した酒井監督は「ゆうばり叛逆民のみなさん、ご卒業おめでとうございます。阪元君は、あまりにも学内での生活態度が悪いと言われていましたが、その前に先生たちから後ろ指をさされたのは、私です。なので、阪元君はなんとなく直属の後輩のような気分でいます。卒業後は、今の先生たちよりも、もっと高い壁があると思いますが、いまいる仲間と一緒に乗り越えてください」とエールを送り、観客からは「おめでとう!!」との声も上がった。阪元監督は「大学ではいろいろなこともありましたが、感謝もしています。先輩である酒井監督から、こんな素敵な卒業証書をいただいて、うれしいです」と感謝していた。
イベント終了後は、雪が積もる会場外で記念撮影。大学の先輩、後輩らは最高の笑顔を見せていた。ゆうばり叛逆映画祭は18日まで開催される。
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