ゆうばり映画祭恒例“ストーブパーティ”がアツい!氷点下の屋外で宴会、入江悠監督ら来場
2018年3月18日 14:00

[映画.com ニュース] 北海道・夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」の恒例イベント“ストーブパーティ”が3月17日、ホテルマウントレースイ近くの敷地で行われた。屋外でストーブを囲み、無料で料理が振る舞われる本イベント。参加者の声を聞いて回ると、“世界で一番楽しい”を掲げる本映画祭の本質が浮上した。
気温は氷点下2度ながら、会場は立錐の余地もないほどの混雑ぶり。受け付けで皿を受け取り(ここで“お気持ち”として任意の金額を支払うことができる)、場内にはバーベキュースポットが点在する。目玉焼きが乗った焼きそば、焼きホタテ、イカ、シカ肉、ジンギスカン、豚汁などのグルメや、ビールなどのドリンクもふんだんに振る舞われ、クリエイター、観客、市民が別け隔てなく宴に酔いしれた。
札幌から来たという“変身ヒーロー”キャンサーエースとカマキリーファー、そのマネージャー・ナカタ氏に話を聞くと、「最高ですよね。さっき『イベントに1件出てくれないか』とお話をいただきました。ここに来たらいろんな話が来ますから、挨拶して回っています」とホクホク顔。運営スタッフの式部奈津子さんは、「去年よりすごく人が入っていると思います。ドリンクのハケもまったく違いますよ。交流の場になっているところが醍醐味だと思います。映画関係者さんも、地元の方も、観光客も、焼いている方も交流しているんです」と明かしていた。
同時期に開催中の「ゆうばり叛逆映画祭」で実行委員を務める澤田直矢氏は、本イベントを長年見守ってきた1人。「毎年会場は転々と変遷していますが、(今年は)初めての会場にしてはまったく悪くない。当初は狭いかもと言われていましたが、これくらいゴチャッとしていたほうが。子どもは子どもで、雪遊びしているほうが楽しいみたいな、その感じがいいですよね」と評価する。そして、「ここでは誰もがフラットなんです。有名な人であろうが、高名な映画監督だろうが、その辺に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんであろうが、皆同じ立場なんです。それも楽しい。当時の夕張の若者たちが、映画にそんなに詳しくないけど、自分たちにも何かできればと始めたのがこのストーブパーティ。寒さをプラスに転じていますし、それはある種の“叛逆精神”が受け継がれていると思います」と見解を述べていた。
さらにコンペティション部門審査員の入江悠監督は、両手にビールを持ち満喫している様子。「楽しいですね! 久しぶりに帰ってきて、ホームに帰ってきた感じがすごいしています」と表情をほころばせ、「この映画祭に参加している人が一堂に会し、映画づくりっていろんな苦労があると思いますけど、そういうのを忘れて飲めるというのがすごく良いですよね。これだけお祭り感がある映画祭って他にないですよ」と話していた。
上映作品のキャスト・スタッフ、審査員を務める著名人も多く来場しており、映画人と映画ファンの会話の輪がそこかしこで広がっていく。コンペ部門出品作「温泉しかばね芸者」の一同が主題歌を歌い出し、同部門審査委員長の瀬々敬久監督が「歌え!」と背中を押すひと幕もあった。ボーダーレスな交流と、エネルギッシュなお祭り感こそが、本映画祭が映画ファンを魅了してやまない理由なのだろう。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018は、3月19日まで開催。
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