エロ雑誌の編集orストリーキング…柄本佑らが“究極の選択”に回答
2018年3月17日 14:30

[映画.com ニュース] 編集者・作家の末井昭氏のエッセイを映画化した「素敵なダイナマイトスキャンダル」が3月17日、全国27館で封切り。主演の柄本佑、共演の前田敦子、三浦透子、尾野真千子、峯田和伸(銀杏BOYZ)、音楽の菊地成孔、原作者の末井氏、メガホンをとった冨永昌敬監督は、東京・テアトル新宿での舞台挨拶に出席した。
幼少期に実母が隣家の息子と不倫の末にダイナマイト心中するという衝撃の体験をした末井(柄本)は、高校卒業後に上京し、キャバレーの看板描きを経てエロ雑誌業界に入る。伝説のエロ雑誌の編集長となり、写真家・荒木経惟らとのタッグで80年代を席巻していくさまを描く。
登壇者の人数が多かったため、舞台挨拶は○と×の札を挙げる形式で進行した。「出演に迷いはなかった?」という問いには、尾野と菊地がバツの札を掲げた。尾野は柄本の出演シーンに関して「台本に書かれていた文字が過激だったので。私、これ出ていいのかなと」と答えると、写真家・荒木役として劇映画初出演を果たした菊地は「俳優じゃないので。絶対に無理だと思った」と回答。「音楽は最初からやるつもりでした。冨永君と汚いやりとりをしましたね(笑)。末井さんと、お母さま役の女優さんのデュエットソングが実現できれば出演する」と末井氏と尾野が歌唱を担当した主題歌「山の音」を仕上げて芝居に初挑戦したが、「(演技は)もう2度とやらない」と断言していた。
「この映画に参加して初体験はあった?」という質問には、全員マルの札。「ベッドシーンは初めてでした。あとは、20~30代という幅のある役を演じるのも」(三浦)、「ダイナマイトを懐にさすこと(笑)。現場では監督自らさしていましたね」(尾野)、「ここにいらっしゃる方とタッグを組むのは初なんです。それに自分の作品としては初めて尺が2時間を超えました」(冨永監督)と話すなか、柄本は「ストリーキング。もしこれまでにやっていたら、この場所には立てないですよね」と切り返し、場内の笑いを誘っていた。
“究極の選択”として突きつけられたのは「エロ雑誌の編集とストリーキング、どちらをやる?」。1人だけ「ストリーキング」をチョイスしてしまった尾野が、「“究極の選択”ですからね? 究極じゃなかったら絶対やりませんよ?」と釈明すると、「エロ雑誌の編集」と選んだ柄本は「ストリーキングに関しては、劇中で1~10まで疑似体験できた感覚がありますよね。エロ雑誌の編集に関しては、ひとつひとつは経験しましたが、それを通してはやっていないので」と語っていた。
「エロ雑誌の編集」サイドの前田と峯田が「(劇中で)編集を手伝うシーンがあるんですけど、末井さんがつくっていたものがおしゃれだったんですよ。そういうものがあったらできるなあって」(前田)、「(バンドの活動で)ストリーキングみたいなことはやってきたんで。編集作業が好きなんです」(峯田)と述べると、同じ札を掲げた三浦は「ストリーキングだったら、明日すぐにでもできるじゃないですか」。尾野は、三浦の言葉を受けて納得の表情を浮かべた柄本らに対して「お前ら、考え方おかしいよ!」とツッコミを入れていた。
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