柄本佑と前田敦子が夫婦漫才を披露?冨永昌敬監督新作メイキング映像独占入手
2018年3月13日 07:00

[映画.com ニュース] 冨永昌敬監督がメガホンをとり、編集者・作家の末井昭氏のエッセイを映画化した「素敵なダイナマイトスキャンダル」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。冨永監督の細やかな演出術に加え、夫婦役として共演した柄本佑と前田敦子のユニークな掛け合いをとらえている。
幼少期に実母が隣家の息子と不倫の末にダイナマイト心中するという衝撃の体験をした末井(柄本)は、高校卒業後に上京し、キャバレーの看板描きを経てエロ雑誌業界に入る。伝説のエロ雑誌の編集長となり、写真家・荒木経惟らとのタッグで80年代を席巻していくさまを描く。
お披露目されたメイキング映像は、末井と妻の牧子(前田)が結婚を祝してセルフタイマーで記念写真を撮るシーンの舞台裏からスタート。冨永監督は撮影に臨む前田に対して「(顔を)ストレッチしながらキメ顔を探すように」「自分が変なことをやってるなと気づいて、笑うようなイメージで」と的確なアドバイスを与えている。続けてカメラがとらえたのは、無職だった末井にキャバレーの看板描きの仕事が舞い込み、牧子が喜びのあまり、廊下を“横滑り”する場面。「監督が一番上手で、何度も練習しました」と振り返った前田が楽しそうに“横滑り”を実践する様子が確認できる。
本作で初共演を果たした柄本と前田。末井と牧子が夜なべでエロ雑誌のデザイン作業に没頭する撮影では、2人の仲の良さが垣間見える。柄本が「末井さんが自分の靴を間違えて履いて帰ってしまった」と話し出すと、驚いた前田は「今日の茶色いのですか?」と指摘。だが、それはとんちんかんな返しだったようで「ああいうの紺っていうの。君は知らないと思うけど。多分学校で習ってる」とわざと諭すように切り返した柄本。さらに自分の間違いに笑ってしまった前田が「真っ暗のなかで見たから」と言い訳をすると、「真っ暗いなかで見たなら、黒っていうと思うの。色の系統的に」と冷静なツッコミで繰り出す。まるで夫婦漫才のようなやりとりがほほ笑ましい光景だ。
「素敵なダイナマイトスキャンダル」は、3月17日から東京・テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国で公開。R15+指定。
(C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会
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