阿部寛、香川照之の匂いに興味津々「昆虫をやったり生き方が深いから」
2018年3月12日 18:00
優れた嗅覚を持つ捜査官・華岡信一郎(阿部)と人情派刑事・小向達郎(香川)のコンビが難事件に挑む姿を描いたドラマ「スニッファー 嗅覚捜査官」のスペシャル版。全編8Kで撮影された今作は、謎の美人プロファイラー・七条香奈(波瑠)が捜査チームに加わり、細菌兵器によるバイオテロに立ち向かう。
前作は4K撮影を取り入れ、スペシャル版の今作は8Kにパワーアップ。阿部は「8Kということで、4Kよりさらに時間がかかりました。だけど、より良いものができると信じてがんばりました」と撮影時の苦労を明かす。香川も「前作は、4Kという実験的な技術を用いた撮影が初めてということもあり、とにかく時間がかかったので、もう二度とやらないと思った(笑)」「しかも今度は8K。どれだけ実験するんだ!」」「しかも8Kで50代のしわを撮ってどうする」と猛抗議。だが、「阿部さんは日本で一番のコメディアンだと思っている。コメディセンスがにじみ出ている、見逃したくない俳優の1人なので、今回は阿部さんとの絡みが少なかったのが残念。次、16Kで撮ることがあったら、一緒のシーンをたくさん作ってほしい」とちゃっかり続編をリクエストしていた。
作品設定にかけて「お互いの匂いをどう思うか?」と問われた阿部は、「香川さんは生き方が深いので、匂いをかぎきれないですね。最近は昆虫をやったり(笑)」と、香川が担当した教養番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」を例にあげて説明する。そのうえで「このままどういう匂いを発していくのか興味があります」と語った。
一方の香川は、阿部の匂いを「背が高く、すっとされているのもそうですが、スタイリッシュなんですよね。実質的な匂いではなく抽象的な匂いですが」と回答。さらに、「僕が一番すきなのは『テルマエ・ロマエ』の阿部さん。だから記事にしやすいように、一言で言うなら“古代ローマの匂い”」と続け、笑いを誘っていた。
香川のサービストークは止まらず、キャスト2人がそろって50代であることから「おじさん力」という話題が上がると、突然「2、3日前に佐藤健が『28歳で高校生役は限界です』なんて言っていましたが。僕は今こそ高校生を!」と20代の俳優・佐藤健に対抗心を燃やす。「もっといきますよ僕!」と宣言すると、場内は大爆笑だった。「スニッファー 嗅覚捜査官スペシャル」はNHK総合で3月21日午後10時から放送。