小川紗良、全編iPhone撮影の主演作「ウィッチ・フウィッチ」は「完成したことが魔法」
2018年2月24日 23:20
[映画.com ニュース] 「はらはらなのか。」の酒井麻衣監督がスマートフォンで撮影したラブコメディ「ウィッチ・フウィッチ」が2月24日、東京・新宿シネマカリテで封切られた。酒井監督をはじめ、ダブル主演の小川紗良と萩原利久、共演の洪潤梨、辻凪子、安田ユウ、佐々木詩音、松本卓也、micci the mistakeが同所での舞台挨拶に立った。
「ケータイで撮る」映画プロジェクトの第2弾作品として製作された本作は、一途な魔女イチゴが、魔女家系の掟に翻ろうされながら、狼男の彼氏・ジンへの愛を貫こうとする姿を描く。イチゴ役の小川は、「昨日は眠れなくて、遠足の前の日の小学生みたいな感じでした。満席で嬉しいです、ありがとうございます」と笑顔をはじけさせる。一方の萩原は、「12月まで撮影していたので、本当にあっという間。まだ実感がないです」と率直な思いを明かした。
昨年10月に企画が立ち上がり、12月に京都で撮影を実施。そして2月公開というタイトなスケジュールのなかで、映画を完成させた酒井監督は「ドキドキする魔法の映画を見てもらえることが楽しみです」とほほ笑み、「『好きっていいよね』という真っすぐな気持ちがきれいに映っている。見た後に好きな人に会いたくなるような映画になっているので、温かい気持ちになってもらえたらいいなと思います」と呼びかけた。
小川も撮影スケジュールについて触れ、「私は今回、魔法使いの役だったのですが、撮影が無事に終わって完成したことが魔法みたいな感じがします。でも、すごく楽しかった」と完成の喜びを噛み締める。そのうえで、「私だけではなくて、スタッフさんも、他のキャストの皆さんも、監督も、みんな魔法使いみたいな現場だった」とスタッフ&キャストを称えた。
オーディションで役を勝ち取り、魔女と狼男という特殊なキャラクターを演じきった主演2人。酒井監督は、萩原に視線を移すと「利久さんとはオーディションで出会って、初めから驚くような芝居を見せてくださった。私が言った一言に何倍もの力で返してくださるので、見ていて楽しかったです。すごく良い俳優さんになると思う」と称賛。さらに「撮影初日から最後まで、ずっと紗良ちゃんと一緒にいたのですが、どんどん紗良ちゃんの人間性に惹かれて、好きになっちゃって。みんなが恋しちゃう紗良ちゃん、イチゴちゃんがスクリーンに映っていると思う。皆さん、小川紗良さんに恋してください!」と小川の魅力を力説した。