クリストファー・ノーラン版「007」実現ならず 本人が「ボンド25」監督説を否定
2018年2月20日 13:00
[映画.com ニュース] ハリウッド屈指のヒットメーカー、クリストファー・ノーラン監督が、「007」シリーズ最新作「ボンド25(仮題)」のメガホンをとらないことを明言した。
ノーラン監督は2月18日(現地時間)、英BBC Radio4のラジオ番組「Desert Island Discs」で、「私はその人物ではない。断固としてない。スタジオが新しい監督を雇おうとするたび、私がやると噂されている気がするね」と監督説を一蹴。「でも、いつかはボンド映画をつくってみたい。製作陣は私を特別に必要としているわけではないが、私はずっとボンド映画からインスパイアを受けているからね」と意欲を明かした。
以前から同シリーズのファンであると公言してきたノーラン監督は昨年7月、「プロデューサーのバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンとはかれこれ何年も話している」、自分がメガホンをとるなら「新たな解釈かつ自分らしい作品である必要がある」と発言していた。
2019年11月8日に全米公開予定の「ボンド25(仮題)」は、6代目ジェームズ・ボンドことダニエル・クレイグが続投。監督候補として、サバイバルスリラー「ベルファスト71」のヤン・ドマジュ監督や、「メッセージ」「ブレードランナー 2049」のドゥニ・ビルヌーブ監督、「最後の追跡」のデビッド・マッケンジー監督の名前が報じられている。「ダンケルク」で初のアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ノーラン監督が候補から外れたいま、クレイグ版ジェームズ・ボンドのフィナーレが、どの監督に託されるのかに注目が集まる。