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欲望を秘めた桜井ユキ&佐々木心音&江波杏子の姿…松坂桃李主演「娼年」新場面写真披露

2018年2月16日 10:00

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松坂演じる娼夫が出会う客たち
松坂演じる娼夫が出会う客たち
(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

[映画.com ニュース] 第126回直木賞候補となった石田衣良氏の小説を、松坂桃李主演、三浦大輔監督のメガホンで映画化する「娼年」の新たな場面写真が、このほどお披露目された。松坂演じる娼夫の客として、自らの欲望を解放していく6人の女性をとらえている。

大学生活に退屈し、バーでのバイトに明け暮れるなど無気力な毎日を送っていた森中領(松坂)。ある日、友人のホスト・田島進也が(小柳友)、客の御堂静香(真飛聖)をバーに連れてくる。恋愛や女性に「興味がない」という領は、静香が課した“情熱の試験”を受け、彼女がオーナーを務める女性専用コールクラブ「Le Club Passion」で娼夫“リョウ”として働くことに。当初は戸惑った領だが、娼夫として仕事をしていくなかで女性ひとりひとりの中に隠された欲望の奥深さに気付き、心惹かれ、やりがいを見出していく。

公開された場面写真に写っているのは、「Le Club Passion」の客である白崎恵(桜井ユキ)、イツキ(馬渕英里何)、主婦(荻野友里)、紀子(佐々木心音)、ヒロミ(大谷麻衣)、老女(江波杏子)の6人。劇中では静香が“リョウ”に対して「女性の欲望はあまりにも広くて、予測不能で圧倒されてしまう」と語りかけるシーンが描かれ、6人それぞれが異なる欲望や想いを抱えて、“リョウ”と対峙することになる。

また本作では“リョウ”と女性たちの物語が展開するたびに、東京の主要な都市が映し出される。その意図について、三浦監督は「(風景を描くことができなかった舞台と比べ)映画では、それが可能なので、作品にリアリティを与える意味でも、東京のいろいろな街を切り取りたかった思いがありました」と告白。新宿、表参道、池袋、渋谷、鶯谷に加え、静岡・熱海の風景も活写しており「その効果も相まって、最終的には、現実と非現実がちょうど良いバランスで混在している作品になったと思っています」とコメントを寄せている。

娼年」は、4月6日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国公開。

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