「ボス・ベイビー」声優・ムロツヨシ、山寺宏一に感服「もう、すごいんだもん!」
2018年2月7日 18:00

[映画.com ニュース] ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションが初タッグを組み、第90回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされた「ボス・ベイビー」の日本語吹き替え版完成報告会が2月7日、都内で行われ、ボイスキャストを務めたムロツヨシ、芳根京子、山寺宏一に加え、この日参加が発表された乙葉とお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明が登壇した。
全米ベストセラーとなったマーラ・フレイジー氏による絵本「あかちゃん社長がやってきた」を、「マダガスカル」シリーズを手がけたトム・マクグラス監督がアニメ化。パパとママ、息子ティムの3人家族のもとに“新しい家族”としてやってきた、大人と変わらぬ知能を持つ赤ん坊の姿を描く。日本語吹き替え版では、ムロが主人公のボス・ベイビー、芳根がティム、石田と乙葉がティムの両親、山寺がティムの両親が勤務するペット会社の社長フランシス・フランシスに扮する。
会場にはムロ用に豪華な椅子が用意され、「映画で主演をやったことはないから落ち着かない」と恐縮しながらも、センターという位置取りに「いいですね」とまんざらでもない様子。会見でもほかの登壇者のトークにツッコむなど、“らしさ”を終始発揮して場を盛り上げた。お気に入りのシーンには、ボス・ベイビーとティムが家の庭でカーバトルを繰り広げるシーンを挙げ、「本当にお気に入り。子どもたちの目にはこう見えてる、というのと現実のギャップがいい」と目を細めた。
ムロとは2度目の共演となる芳根は、「ムロさんとの共演で本当にうれしくてほっとしました。でもまさかお兄ちゃん役をやるとは。ムロさんの声を聞きながらアフレコしたんですが、途中で笑ってしまった」とムロのハマりぶりに太鼓判。自身のアフレコ時を振り返り、「体を動かしたくなっちゃう。でも動かすと音が入っちゃうから、がに股になりながらやっていましたね」と語った。その芳根に対し、ムロは「芳根京子はやっぱまだ伸びるなと思って。感服しました」、芳根が主演するテレビドラマ「海月姫」にハマっているという山寺は「海月好きの根暗とは思えない! パパとママが大好きなんだということが伝わってきました。声優はみんなビビってると思いますよ」とお墨付きを与えていた。
山寺は、ムロの堂々たる演技も絶賛し、「ムロさんは、いま日本一面白い俳優。うまい人、面白い人は何やっても良い。メイクをして、舞台版『ボス・ベイビー』もできそうじゃないですか!」と褒めちぎった。対して、ムロは「山寺さんは吹き替えじゃないの、“その人”なの! 自分もやってみて、初めてわかるすごさ。山寺さんはもう、すごいんだもん! (セリフの)秒数も、私なんかは足しちゃって『もう(キャラクターの)口が動いてないですよムロさん!』って言われて……」と興奮が抑えられない様子で語っていた。
新米パパでもある石田は「オムツ!って叫ぶ時のリアル感は本物です」とアピールしつつも「歌だけ録り直しました……」と歌唱シーンの苦労を告白。対する乙葉は、「自分自身もいっぱいいっぱいで必死になっていたなと思いだしながら、楽しんで演じました」と笑顔を浮かべていた。2人の演技に対し、ムロは「この両親だったらわがまま言ってもいいだろうという開放的な両親でした」、芳根は「(両親を)ムロさんに取られたくない……あ、ボス・ベイビーですね」と語り、会場を笑いに包んでいた。
「ボス・ベイビー」は、3月21日から全国公開。
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