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池田エライザ、林遣都ら“童貞”たちの奮闘ぶりに「母性が沸いてきた」

2018年2月2日 22:10

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母性が沸いてきた!
母性が沸いてきた!

[映画.com ニュース] 古泉智浩氏の漫画を実写映画化した「チェリーボーイズ」のプレミア上映会が2月2日、東京・渋谷TOEI2で行われ、主演の林遣都をはじめ共演の柳俊太郎池田エライザ般若、メガホンをとった西海謙一郎監督が舞台挨拶に出席した。

ライフ・イズ・デッド」「死んだ目をした少年」などで知られる古泉氏が2000年に発表した“童貞漫画の金字塔”を基に、「アズミ・ハルコは行方不明」などの映画監督・松居大悟が脚本を執筆。そろいもそろって25歳の童貞で、女性やセックスのことばかり考えているボンクラ3人組(林&柳&前野朋哉)が、自分たちの人生を変える大胆な計画に打って出る姿を描いた。

主人公たちが狙うヒロイン役を熱演し、過激シーンにも挑戦した池田。劇中の童貞たちの奮闘ぶりを「正解かどうかわからないところに、男たちがワーッと向かっていって、それを見て『間違っているのにな』と思いながら、母性みたいなものが沸いてきた」と評し、「脚本から『女性も楽しめる役が作っていけたら』という意欲も沸いてきました。女子の意見は特に聞きたいので、女子だけで上映会とトークをやりたい」と願望を明かした。さらに池田と絡む場面もあった林は、ほとんど会話を交わさなかったそうで「待ち時間にしゃべっていたら(真に迫った演技が)できないなと。本番では池田さんを『どうにかしたい』という気持ちでいなきゃならない。役で、ですよ。常にそういう目で見ていました」と真剣に話していた。

一方で「今日は女性のお客さんが多いですが、撮影中は女性にどう見てもらうか、まったく考えていなかった」とぶっちゃけた林は、「一緒に過ごした柳くんと前野さんとは、ほかにない絆が生まれた」と充実感たっぷりに述べ、「完成した作品を見て、2人に感謝しかなくて。連絡をしたら『愛を持って宣伝しよう』と。ご本人たちが大好きになりました」と告白。柳も「撮影中は基本3人でいて、“あのころの”童貞の感覚に一緒になれた。青春時代だった。僕も大好きになりました」と胸中を明かすと、地元最強のヤンキ-役・般若は「童貞3人組と接触するシーンのリハーサルで、普段はイケメンの3人が童貞にしか見えなかった。それで演技できません、くらい笑っちゃった。結束力半端じゃなかったです」と脱帽の様子だった。

また物語にちなみ、男性陣が「10代のときにキュンとした女子の行動、妄想していたこと」を打ち明けることに。林は「(格好つけて女子に話しかけないなど)素直になれない学生時代だったので、歩み寄ってきてくれる人は好きでしたね。イタズラな感じというか、活発な子が、はい。登校時間に『ドーン!』とやってくれる子とか、良いですよね。されたことないですけど……」と悲しげに語ると、柳は「僕は実体験ですが、休み時間に格好つけて音楽を聞いていたら、女子が急にイヤホンをとって『なに聞いてんの?』と言ってきてくれたんです。……ふひひひっ!」と思い出し笑いで吹き出した。あまりにも“童貞成分”が濃いエピソードに、林と柳は「やばいな、もう」と自嘲気味に苦笑するほかなかった。

チェリーボーイズ」は、2月17日から東京・シネ・リーブル池袋、渋谷TOEIほか全国で公開。

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