田中泯、渾身の演技を披露!錦戸亮主演「羊の木」メイキング映像独占入手
2018年2月1日 11:00

[映画.com ニュース] 錦戸亮と吉田大八監督が初タッグを組んだ「羊の木」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。顔に深い傷を持つ元殺人犯・大野克美を演じる舞踏家の田中泯が、気迫あふれる演技を披露するさまをとらえている。
山上たつひこ原作・いがらしみきお作画の同名コミックを実写映画化したヒューマンミステリー。港町・魚深で市役所職員として働く月末一(錦戸)は、過疎問題解決のため仮釈放中の受刑者を移住させる“国家の極秘プロジェクト”でやってきた元殺人犯の男女6人の受け入れを担当する。6人は町に溶け込んで生活を始めるが、港で身元不明の変死体が発見され、静かな町に波紋が広がっていく。
田中が扮する大野は、元殺人犯6人のなかでも懲役18年という最も長い実刑を受け、魚深の新住民としてクリーニング店で働くキャラクター。メイキング映像が映し出しているのは、魚深の恒例行事である奇祭「のろろ祭り」の撮影風景。それまで接触のなかった“国家の極秘プロジェクト”の参加者6人が一堂に会する祭りの宴会で、普段は大人しく気弱な元殺人犯・福元宏喜(水澤紳吾)が泥酔して暴れ出してしまうシークエンスだ。
スポットが当てられているのは、大野が暴れまくる福元を取り押さえようとしたところ、勢い余ってはね飛ばされてしまうシーン。安全のためマットを敷き、入念にリハーサルを行っていたが、本番では予期せぬアクシデントに見舞われてしまう。もみ合いの末、はね飛ばされてしまった田中は、祭壇に激突。カットがかかった後、心配したスタッフが駆け寄ると「大丈夫!」とほほ笑む姿が確認でき、役柄からは想像もつかない田中の温和な雰囲気が伝わってくる内容になっている。
「あるいは俺も、こういう人間になってたかもしれない──。台本を読んでそう思ったのを憶えています」と述懐した田中は「私はたまたま田中泯という運命を生きていますが、もし大野のような境遇に生まれていたら、この物語が描いているような場所に行き着いていたんじゃないかと」と告白。「芝居とは本来、“ありえたかもしれない、もう一つの人生”を生きる行為なのかもしれませんが、今回は特にそれが強かった気がします」と撮影を振り返ると「価値観の違いを、人はどこまで許し合えるか。人間が人間として許せる限界はどこにあるのか。ふだん曖昧になっているそんな問いを、観客に突きつける映画でもあると思います。とても怖くて、魅力的な作品ですね」と仕上がりに自信をにじませている。
「羊の木」は、2月3日から全国公開。
(C)2018「羊の木」製作委員会 (C)山上たつひこ、いがらしみきお/講談社
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