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「リバーズ・エッジ」二階堂ふみ、ベルリン映画祭参加に意欲「魂のこもった作品を見てほしい」

2018年2月1日 04:00

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[映画.com ニュース] 岡崎京子氏の人気漫画を、二階堂ふみ吉沢亮の共演で実写化した「リバーズ・エッジ」の完成披露試写会が、1月31日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、二階堂、吉沢、森川葵上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨ら出演者に加えて行定勲監督が登壇した。

空虚な生活を送る女子高生の若草ハルナ(二階堂)やゲイであることから高校になじめず、いじめられる山田一郎(吉沢)らの日常が、河原に放置された“人間の死体”を中心に交錯していく姿を描く。2月15日から開催される第68回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門では、オープニング作品に選出された。

原作にほれ込むあまり、「できれば携わりたくなかった」と告白した行定監督は、「完成させて最初に思ったのは、“岡崎京子やっぱすげーや”という言葉です。それをとにかく今の若い人たちに感じていただきたい」と熱く語り、本作を“いま”映画化した理由について、「今だって、この世界がどうなっていくのかわからない淵(エッジ)に立たされている。どんな時代においても、普遍的なテーマは刺さり続ける」と持論を展開した。

その行定監督を本作に誘ったのは、ほかならぬ二階堂。「高校2年生で『ヒミズ』を撮っているときに、美術スタッフの方に原作を貸していただいたんです。ものすごく衝撃的で、自分の中に傷跡が残ったという感覚でした。その半年後に企画が立ち上がったんです」と当時を振り返り、「みんな、見てね!! 岡崎京子」という岡崎氏から寄せられたメッセージを読み上げた。

ベルリン国際映画祭では、行定監督、二階堂、吉沢の参加が決まっている。二階堂が「魂のこもった作品になったと思うので、海外の方にも見ていただきたい。岡崎京子先生の名作ももっともっと多くの方に知ってほしい」と力強く語った一方、行定監督は「二階堂からのプレッシャーがすごくて、“ベルリン行きたいな行きたいな”って言われた」と明かし、場内は笑いに包まれた。

吉沢は、「映画祭に参加するのが初めてなので、ドキドキしています。監督に『映画祭って何するんですか』と聞いたくらい(笑)」と初々しさをのぞかせつつ、「僕自身すごく挑戦した作品なので、本当にうれしい」と感慨をあらわに。山田という難役と対じした日々を、「原作と台本を行き来してひたすら考えましたね。すごく余白の多い作品なので、自分の考えで埋めなけなきゃいけない部分もありましたし、掘り下げるほど底が見えなくなっていった」と回想した。

キャスト陣は皆、吉沢と同じく役と向き合う中で多くを発見したという。摂食障害のモデル・こずえ役のSUMIREは「こずえからしたら、食べて吐く行為が、若者たちが悩みにぶつかる姿を表している。難しかったですが、自分でも楽しんでやっていけた」、暴力にはけ口を求めるハルナの恋人・観音崎役の上杉は「やっていくごとに、自分が分かってきた感じでした。だから観音崎というキャラクターが好きになっていきましたね。この映画をきっかけに、自分をすごく知りました」と語った。

山田への恋愛感情がエスカレートしていくカンナ役の森川は「性格自体は、すごく近い。カンナが山田君を好きな一途な気持ちは、みんなにわかっていただける気持ちだと思います。好きすぎて(相手が)どんどん離れていっちゃう部分は、“自分もカンナっぽいな……”と思いながら演じていました」、多くの男性と関係を持つハルナの同級生・ルミ役の土居は「こんな女はすごく嫌いなんですが、やっていると『同族嫌悪なのかもしれない』と思えてくる。役作りではなく、現場で“感じた”日々でした」と役への共感を述べた。

リバーズ・エッジ」は、2月16日から全国公開。

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