福山雅治、大感激!ジョン・ウー監督作主演に「夢のよう」
2018年1月30日 23:15
[映画.com ニュース] 福山雅治と中国の人気俳優チャン・ハンユーが共演したジョン・ウー監督作「マンハント」のジャパンプレミアが1月30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ウー監督と福山をはじめ、共演の國村隼、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAOが舞台挨拶に出席した。
佐藤純彌監督、故高倉健さん主演の「君よ憤怒の河を渉れ」(1976)の原作となった、西村寿行氏の同名小説を再映画化したサスペンスアクション。殺人事件の容疑者に仕立て上げられた国際弁護士ドゥ・チウ(チャン)と、孤高の敏腕刑事・矢村(福山)が、事件の真相究明に奔走する様を描く。
出演オファーを受けた際の心境を聞かれた福山は、「すごく嬉しかったし、光栄でしたし、まさに夢のようなお話だと思った」と大感激の面持ち。「同時に、本当に僕でいいのだろうかと。アクションもほぼ未経験。そういう人間がジョン・ウーさんの作品に出ていいのかという、不安な気持ちの方が大きかった」と本音を吐露しつつも、「こういう機会はもう一生ないと思った。ここは飛び込むしかない」と覚悟を決めたと明かした。
ウー監督も「福山さんは、以前から非常に注目しているアーティスト。とても人情があり、正義感に満ちている。まさしく私が考えていた矢村像にピッタリだと思いました。オファーをしてドキドキでした。快諾してくれてよかったです」と相思相愛ぶりを披露した。
福山との共演シーンが多かった桜庭は、「福山さんは私が何度も失敗してもすごくカバーして下さった。『気にしないでどんどん失敗して。思い切りやれば大丈夫だから』と言って下さって、その言葉ですごく救われました」と大先輩に最敬礼。そんな真剣な桜庭の謝辞に、福山が「だってななみちゃんが失敗してくれたら、俺も失敗しやすくなるなと思って(笑)」と返すと、会場は笑いに包まれた。
ウー監督のファンという斎藤は、「ジャッキー・チェンの秘龍拳 少林門」(1974)のDVDにサインをもらったと明かし、「ただの映画少年が現場に来ちゃったという感じ。ただただ心地よかったです」と満面の笑みで撮影時を述懐。福山も、ウー監督作品の象徴ともいえる白いハトとの“共演”に大興奮の様子で、「チェックしている画面を写メしました。あれは嬉しかったですね」と顔をほころばせていた。
最後にウー監督は、「映画を作ることは勉強だと思っています。(日本の)スタッフの皆さんは献身的で、真剣そのもの。技術的にもハリウッドよりも高いと感じました。今回は私にとってもクルーにとっても良い勉強の機会となりました」とキャスト、スタッフを称えていた。
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