阿部寛「新参者」舞台・人形町は「第二の故郷」 松嶋菜々子の着物には「やっぱ超綺麗だな」
2018年1月22日 14:00
[映画.com ニュース] 東野圭吾氏による人気ミステリー「新参者」シリーズの映画化第2弾で、完結編となる「祈りの幕が下りる時」のヒット祈願イベントが1月21日、東京・中央区の水天宮で行われ、主演の阿部寛と共演の松嶋菜々子が出席。水天宮がある人形町エリアは同シリーズの舞台でもあるだけに、阿部は「人形町の皆さんにはたくさん応援していただいて、本当にお世話になりました。僕にとっては第二の故郷です」と万感の思いを込めた。
日本橋署にやってきた凄腕刑事・加賀恭一郎(阿部)が主人公の人気作で、事件のトリックだけでなく、その背景にある人間模様をも解き明かす物語性が熱く支持されてきた。完結編となる今作では、加賀が女性演出家・浅居博美(松嶋)と出会ったことをきっかけにシリーズ史上最大の事件に挑む姿を描き、さらに加賀の母はなぜ息子を置いて失踪したのか、加賀が日本橋に留まる理由とは、そしてなぜ“新参者”になったのかなど、いまだ明かされていなかった謎も紐解かれていく。
同シリーズのプロモーションとしては最後の“人形町凱旋”を果たし、ヒットへの祈祷を受けた2人。阿部は「水天宮で大ヒット祈願をやらせていただけて、身の引き締まるような思いです」といい、8年にわたり作品をけん引しただけに「この8年間の感謝と、完結を迎えるのでお礼を込めて祈願しました」と話す。着物姿の松嶋に目を向けると「やっぱ超綺麗だな」と、劇中の加賀のセリフを引用しながら表情をほころばせた。
また松嶋も「撮影も事故なく順調に進めることができましたし、たくさんの人に見ていただけるよう祈願してまいりました」とニッコリ。阿部の「超綺麗」発言には「セリフ通り、ありがとうございます(笑)」とはにかみ、「1月からこのような大作に出演させていただき士気が上がっております。今年1年もお仕事をいろいろな意味で頑張っていきたいと思いますし、また何か趣味でも見つけられたらいいなと思います」と抱負を語っていた。
「祈りの幕が下りる時」は、ほか溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、及川光博、桜田ひよりらが共演。1月27日から全国で公開される。