原田泰造、バス運転手への転職を勧められる!役作りで免許取得
2018年1月18日 19:00
[映画.com ニュース] 「ネプチューン」の原田泰造が1月18日、東京・ニッショーホールで行われた、主演映画「ミッドナイト・バス」の完成披露舞台挨拶に、共演の山本未來、七瀬公、メガホンをとった竹下昌男監督とともに出席した。
原作は、第27回山本周五郎賞と第151回直木三十五賞の候補となった伊吹有喜氏の小説。主人公・高宮利一(原田)が運転する深夜高速バスに、16年前に別れた元妻・美雪(山本)が客として乗車したことをきっかけに、止まっていた“家族の時間”が動き出す。
「出演にあたり、監督からオーダーはあったか?」と問われた原田は、「バスの運転手の役なので、大型免許をとってほしいと。3カ月くらい教習所に通って免許をとりました」と告白。「教えてくれた先生が、『いいねえ。仕事がなくなったらやれば?』って言ってくれた」と、バスの運転手への転職を勧めれたことを明かし笑いを誘った。
また利一と美雪の息子を演じた七瀬の印象を聞かれると、“父”原田は「ツルンツルンですよねえ」と容姿を称え、“母”山本も「性格もきれいなんです」と同調するなど、そろって“親バカ”全開。さらに原田は「本当によく懐いてくれました。待ち時間に話してくれて。この映画に柴犬が出てくるのですが、柴犬よりも懐いてくれました」とデレデレ。「僕の本当の息子と同じ年なんです」と話す原田に対し、司会が「実の息子さんも同じくらいツルツル?」と切り込むと、「こんなにツルツルじゃないです(笑)。もうちょっとちんちくりんです」と恐縮していた。
原田は、竹下監督のデビュー作「ジャンプ」でも主演を務めた。竹下監督の魅力を「時間が丁寧にゆっくり流れるけれど、リズムが良い。揺れ動く気持ちを描くのがとってもうまい監督だと思っております」と力説。「僕は勝手に先生だと思っているんです。だから監督に会うと本当にピシっとする。だから今も横にいるのが嫌な感じ。先生なので」と明かした。
「ミッドナイト・バス」は1月20日から新潟で先行公開。1月27日から東京・有楽町スバル座ほか全国で公開。