「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」9つの疑問:一体どうなるエピソード9?【ネタバレあり】
2018年1月6日 07:00
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[映画.com ニュース] 封切りとともに世界中で賛否両論を巻き起こしている「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」。前作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」で提示された謎や秘密に答えを出しつつ、新たな謎も浮上する。そこで、2019年12月公開予定の最終章「スター・ウォーズ エピソード9(仮題)」のキーポイントになるであろう、「最後のジェダイ」9つの疑問を挙げてみた。
「最後のジェダイ」でもっともショッキングな出来事は、やはりルークの死だろう。「フォースの覚醒」ではハン・ソロが我が子に身を貫かれ、今度はルークが消え、オリジナル3部作のトリオで残ったのはレイアただ1人。しかし、演じるキャリー・フィッシャーさんが16年末に急逝し、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長はエピソード9にレイアを登場させないと表明している。レイア不在の理由はオープニングクロールで説明されるのではとの予想が有力だが、それではあまりにも味気ない。プリンセス改め将軍とのお別れにふさわしいエモーショナルなシーンに期待したい。
もともと多勢に無勢の戦いを強いられていたレジスタンスだが、ついにはミレニアム・ファルコン号に乗り切れるほどの少人数になってしまった。レイアという絶対的なリーダーがいなくなった状況で、エースパイロットのポー・ダメロンの成長とリーダーシップが試されるだろう。
故郷の惑星ジャクーで両親を待ち続けていたヒロインのレイ。しかし今作で、レイの両親は「飲み代のために娘を売ったガラクタ漁り。すでにジャクーの共同墓地に眠っている」とカイロ・レンによって明かされる。これは果たして真実なのか? 「新たなる希望」でオビ=ワンがルークに「お前の父親は死んだ」と告げたのが100%の真実ではなかったように、今回も“言葉の綾”という可能性は捨てきれない。
師であるスノーク最高指導者を真っ二つにぶった切り、ファースト・オーダーのトップに立ったカイロ・レン。ライトサイドへの誘惑を断ち切り、完全にダークサイドへ堕ちたように見えるが……。創造主のジョージ・ルーカスはエピソード1~6を「アナキンの贖罪の物語」と定義しているだけに、アナキンを祖父にもつカイロ・レンの運命は、レイ3部作、ひいては9部作全体の定義を大きく左右するだろう。
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レイとカイロ・レンの時空を超えた精神感応は、フォースにはこんな力もあったのかと驚きをもたらすと同時に、光と闇にゆれる2人の表裏一体な関係を密にした。このつながりはスノークがお膳立てしたものだと判明するが、黒幕がいなくなった後も続くのだろうか? 続くとしたら、このつながりによってレイとカイロ・レンの関係はどのように変化していくのか? フォースに“新機能”が追加されるかどうかとともに注目したい。
霊体で現れたヨーダが悩めるルークに進むべき道を指し示したように、ルークの霊体がレイを諭すことはあるのだろうか? ジェダイの聖典以上の潜在能力を秘めているレイに、ジェダイ・マスターの導きは必要なのだろうか? 「乗り越えるべき目標」と定められたジェダイ・マスターたちが、新世代のフォース感応者たちをどのように手助けするのかは、大きな議論を呼びそうだ。
エンディングで宇宙の彼方を見つめていた少年は何者なのか? 惑星カントニカの厩舎で働く少年テミリ・ブラッグは、フォースでほうきを引き寄せているように見える。レジスタンスの指輪の元の持ち主であるローズやフィンと再会するという筋書きが妥当に思えるが、「最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督が手がける新3部作の主要キャラというのは深読みすぎる?
オリジナル3部作の「帝国の逆襲」では「I Love You」「I Know」という名セリフが生まれ、プリクエル3部作では銀河系に暗黒時代をもたらす禁断の愛が描かれた。それに比べてレイ3部作は、冷やかしもままならないほどロマンス要素が少ない。それどころか、親子愛や師弟愛が掘り下げられる気配すらもなくなってしまった。ディズニーが得意中の得意とする“真実の愛”とは言わないが、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のように観客の心を揺さぶるエモーションが描かれるかどうかは、評価の分かれ目になるかもしれない。
エピソード9では、「フォースの覚醒」のJ・J・エイブラムス監督にメガホンが再び託される。新旧キャラクターを巧みに織り交ぜ、新たなスタートラインの設定に成功したのはエイブラムス監督のプロデュース力が最大限生かされたといえる。しかし、これまでのフィルモグラフィを振り返ると、感動のフィナーレを描いてきたとは言いがたい。3世代にまたがる一大サーガをどのように締めくくるのか、天才クリエイターの真価が問われるだろう。
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