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最難関は“人間”の表現!? 「リメンバー・ミー」が乗り越えたハードル

2018年1月3日 18:00

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リー・アンクリッチ監督が 表現のこだわりを明かす!
リー・アンクリッチ監督が 表現のこだわりを明かす!
(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] ディズニー/ピクサーの新作「リメンバー・ミー」(2018年3月16日公開)のメガホンをとったのは、「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー3」といった作品で愛らしいキャラクターを創造してきたリー・アンクリッチ監督だ。本作では初めて人間の少年を主人公にした物語を描くことになったが「おもちゃやモンスターより間違いなく人間の方が大変だと言えるよ」と乗り越えなければならないハードルが存在したようだ。

1年に1度だけ他界した家族に会えるという“死者の日”を題材にした、笑いと感動のミステリーアドベンチャー。一族のおきてで大好きな音楽を禁止されたギター少年ミゲルが、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。

過去作と比べて、キャラクターデザインにかなり苦労した様子のアンクリッチ監督。「ただおもちゃに命を吹き込むだけなら、たくさん自由なことができる。なぜなら、命を吹き込まれたおもちゃやモンスターがどういう風に見えるのか、誰も知らないからだ。でも人間の場合、僕たちみんな人々がどう動くのか、どう振る舞うかを知っている。だからキャラクターのデザインからアニメーションまで、達成しないといけないハードルがずっと高くなったんだ」と製作当時を振り返ると、ストーリー面においても「これまでに直面したことがない新しいチャレンジ」が待ち受けていたことを明かした。

本作の軸となるのは「家族」という誰もが共感できる普遍的なテーマだ。「ストーリー自体は比較的シンプルだったんだ。でも、シンプルでエモーショナルで可笑しいストーリーを語りながら、同時にとても壮大な規模の映画を作り出すために、そのバランスをうまく取らないといけなかったんだよ」と試行錯誤を繰り返したアンクリッチ監督。また「死者の国」へ来たミゲルが、陽気で孤独なガイコツ・ヘクターの協力で家族のもとへ戻るという王道の冒険譚が描かれるが、そこにはある“ミステリー要素”も含まれている。「映画全体にわたって、意図的に間違ったことを観客に教えたり、ミゲルの家族にまつわる“秘密”があったから、いつ観客に情報を与えるのかということに気をつけないといけなかったんだ」とストーリーの修正を重ねたようだ。

そして、アンクリッチ監督は「ピクサーに25年間いて、僕たちが作ってきた多くの映画に関わってきた。僕たちは、自分たちのために映画を新鮮にし続ける方法を見つけないといけない。そして、僕たちは、これまでやったことがないものをやっていると感じるんだ」と挑戦を続け、大人も楽しめる作品を完成させた。オスカー前哨戦となる賞レースを席巻し、第45回アニー賞では最多13部門、第75回ゴールデングローブ賞ではアニメーション映画賞&主題歌賞にノミネート。“ピクサー最高傑作”の呼び声もも高い本作は、アンクリッチ監督が数々のハードルを乗り越えて生み出した渾身の1作だった。

リメンバー・ミー」は、18年3月16日から全国で公開。

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