【国内映画ランキング】「SW 最後のジェダイ」首位スタート!「妖怪ウォッチ」が2位
2017年12月19日 07:00

[映画.com ニュース] 12月16~17日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。正月映画の大本命の1本である「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」が、2位以下に大差をつけて初登場首位を獲得。12月15日から全国937スクリーンで公開され、土日2日間で観客動員73万7467人、興行収入11億2580万円を稼ぎ出した。これは最終興収116.3億円を記録した前作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15年)の興収比90.4%。昨年12月に公開され、最終興収46.3億円を記録したスピンオフ作品「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の興収比172.4%の成績となっている。
前作のスタート時は興収で上回ったが、動員ではアニメ「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」(最終興収55.3億円)に首位を奪われた。今回は動員、興収ともに1位で、シリーズの熱狂的なファンはもちろん、20~30代の女性客やカップル、さらに「フォースの覚醒」以降の新SW世代と言われる中高生や子どもを連れたファミリーも全国の映画館で見受けられた。なお、12月14日のプレミアム・ナイト前夜祭を含めた4日間の累計動員は100万人、興収は16億円を突破。作品の評価も高く、リピーターも期待できることから、IMAXや3D、4DX上映の稼動比率が上がってくれば、前作に迫る可能性は充分にありそうだ。
今年も「スター・ウォーズ」に真っ向勝負を挑んだ劇場版第4弾「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」は2位スタート。今回は30年後の世界を舞台に、登場人物などを一新して新たな世界が描かれる新生・妖怪ウォッチとなっている。全国366スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員35万5200人、興収3億9900万円をあげた。この成績は昨年12月に公開し、最終興収32.6億円をあげた第3弾「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」の興収比65.6%。最終興収25億円が見込めるスタートとなった。
3位は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」がランクイン。書籍化もされた実話を、佐藤健と土屋太鳳の主演で映画化した感動作だ。全国320スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員20万3800人、興収2億6300万円を記録。これは昨年公開され、最終興収12.3億円をあげた佐藤主演のヒューマンドラマ「世界から猫が消えたなら」の興収比142.4%で、まずは興収15億円超えが当面の目標となりそうな出足となっている。
なお、公開から7週連続でランクインしている「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」は、累計興収が間もなく20億円に達する。

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