「ペンタゴン・ペーパーズ」プレミアにスピルバーグ×ストリープ×ハンクスそろい踏み!
2017年12月18日 15:00
[映画.com ニュース] メリル・ストリープとトム・ハンクスが初共演するスティーブン・スピルバーグ監督作「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のワールドプレミアが12月14日(現地時間)、米首都ワシントンDCの報道博物館「ニュージアム」で行われ、ストリープ、ハンクスほかキャスト陣と、スピルバーグ監督が顔をそろえた。
1971年のアメリカ。国防総省がベトナム戦争に関する分析を記録し、トップシークレットとしてきた文書、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズ紙がスクープするが、政府からの圧力で差し止められてしまう。アメリカ初の女性新聞発行人であるワシントン・ポスト紙のキャサリン・グラハム(ストリープ)は、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(ハンクス)らとともに、ライバルのニューヨーク・ポスト紙と連携し、政府の圧力に屈することなく真実を世に発表しようと奮闘する。第75回ゴールデングローブ賞映画部門のノミネーションでは、6部門に選出された。
会場に現れたスピルバーグ監督は、本作について「キャサリン・グラハムとベン・ブラッドリーの物語は、どれだけ時が経っても永遠に語り継がれるべきだ。ジャーナリズムが非難されていることや、メディアが軽視されていること、ニュースが虚偽報道だと言われ、人々を混乱させている状況は大きな問題で、アメリカ社会だけではなく、世界中の観客に伝わるテーマだ。僕はアメリカ合衆国憲法修正第1条(宗教上の行為の制限、言論または報道の自由の制限などを禁止する法律)の権利を掲げる人々を守るべきだと思うし、その権利のために戦うのは新聞業界の人間たちだと思っているんだ」と熱弁をふるった。
ファーをあしらったゴージャスなプラダのスーツを身にまとって登場したストリープは「仕事をする上で自分は力不足だと思っている女性は多いと思う。私もその気持ちがよくわかるし、私が演じたキャサリンもそういうタイプだった。でも彼女はとても才能にあふれた女性で、この事件で素晴らしい決断をしたの。観客の皆さんにはぜひそれを感じてほしいわ」と呼びかけた。
一方、ハンクスは「彼(ベン・ブラッドリー)はすごく興味深い男だったよ。軽いテーマでも身のある会話をする男で、彼が書く記事はいつも面白かった」と語りつつ、劇中の男性新聞編集者たちがデスクに足を乗せてしまう癖について問われると「理由を教えてあげよう、それは足が痛いから(笑)!」と明かし、会場を笑いに包んでいた。
なお、会場にはサラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リス、アリソン・ブリー、キャリー・クーン、デビッド・クロス、パット・ヒーリー、スターク・サンズ、マイケル・スタールバーグ、ダン・ブカティンスキーも登場した。
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」は、2018年3月30日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー