大富豪の孫の誘拐事件をリドリー・スコットが描いた実話ドラマ18年初夏公開
2017年12月14日 15:30

[映画.com ニュース] 第75回ゴールデングローブ賞3部門ノミネートのリドリー・スコット監督作「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」が2018年初夏に公開されることが決定し、ミシェル・ウィリアムズ演じる主人公ゲイルが報道陣に囲まれた場面写真が公開された。
「世界中のすべての金を手にした」と言われた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐され、1700万ドル(当時の為替レートで約47億円)の身代金を要求された実在の事件を、「グラディエーター」「ワールド・オブ・ライズ」のスコット監督が映画化。ジョン・パーソンの原作をもとにデビッド・スカルパが執筆した脚本は、オスカー受賞作を多数輩出してきた、製作前の優秀脚本リスト「ブラックリスト」2015年版に選ばれた注目作。ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグが共演した。
大富豪ジャン・ポール・ゲティは、愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドルという破格の身代金を要求されるが、支払いを拒否。離婚により一族から離れ中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず世界一の大富豪であり守銭奴であるジャン・ポールとも戦うことになる。犯人は一向に身代金が払われる様子がなくしびれを切らし、ポールの身に危険が迫るが、事件は思いもよらぬ展開へと発展する。
当初ジャン・ポール役を演じたケビン・スペイシーに10月末セクハラ騒動が持ち上がり、お蔵入りがささやかれたが、全米公開を約1カ月後に控えた11月中旬、オスカー俳優クリストファー・プラマーを代役に立て急遽再撮影を敢行。12月22日の全米公開を延期することなく作品を完成させ、第75回ゴールデングローブ賞では、プラマーが助演男優賞ノミネートを果たしただけでなく、スコット監督が監督賞、ウィリアムズが主演女優賞の候補に挙がった。
ゴールデングローブ賞ノミネートを受け、スコット監督は「撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています」とコメント。見事代役を果たしたプラマーは、「リドリー・スコット監督の素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われた事を嬉しく思います」と喜びを語っている。
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