池田エライザが“事故物件”に住む!主演作「ルームロンダリング」でオダギリジョーらと共演
2017年12月7日 05:00

[映画.com ニュース] 「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いた「ルームロンダリング」が映画化されることになり、人気若手女優の池田エライザが主演することがわかった。池田は事故物件に一定期間住むことで「物件を浄化(ルームロンダリング)する」主人公・八雲御子に扮し、オダギリジョー、渋川清彦、光宗薫、健太郎ら個性豊かな面々と共演している。
TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILMは、新たな映像クリエイターの発掘を目的としてプロ・アマを問わず広く企画募集を行うコンペティション。初代グランプリを獲得した中江和仁監督作「嘘を愛する女」は、長澤まさみ&高橋一生の共演で映画化(2018年1月20日公開)されている。
今作は監督・脚本の片桐健滋と、共同脚本の梅本竜矢が居酒屋で繰り広げた会話から生まれたオリジナルストーリー。18歳で天涯孤独になってしまった御子(池田)のもとに、母親の弟である雷土悟郎(オダギリ)が現れ、住居とアルバイトを用意してくれた。しかしそのバイトとは、事故物件に住み、不動産の報告義務を解消させるものだった。ワケあり物件を転々とするなか、御子は部屋に居座る幽霊が見えるようになり、彼らの無念を晴らそうと奔走し始める。
「伊藤くん A to E」「チェリーボーイズ」「となりの怪物くん」など話題作に引っ張りだこの池田は、ハートフルに紡がれる今作に「愛おしいと思える台本に出会えたことが素直に幸せだと感じました。御子として様々な人に出会い影響を受けていくことが、私にとってとても有意義な時間であり、とても大切な時間でした」と明かす。そして「誰に出会い、何を思い、何を大切だと思うか。それが人の心を育てていくということを、命の垣根を超えて教えてくれる作品になりました」とも話し、「小さな女の子がぬいぐるみを抱えるように、優しい気持ちで見てもらえると思っています。ちょっぴりおかしなキャラクターたちをよろしくお願いします」と呼びかけている。
オダギリは「残念ながら、今の時代、オリジナルの脚本を映画化することは容易ではありません」としたうえで、「そんななかでTSUTAYAさんのこうした取り組みは素晴らしいと思いますし、微力ながら応援したい気持ちでこの企画に参加することにしました」と真摯に述べる。片桐監督は「素敵なキャストの皆さんが動き出して、大好きなスタッフのみんなが頭の中の妄想をかなえてくれました」と大喜びで、共同脚本の梅本は「職場や学校や家庭の中で、居場所を探している人たちに勇気を贈る物語です」とアピールに努めた。
さらに渋川と光宗は御子の前に現れる幽霊役、健太郎は悔いを抱える隣人役を務めている。映画「ルームロンダリング」は、2018年に全国公開予定。
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