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大泉洋、静岡の映画館でアルバイト 交通費100円支給され「新幹線で行ったので大赤字」

2017年12月1日 18:21

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大泉のアルバイト体験の報告を松田がバッサリ
大泉のアルバイト体験の報告を松田がバッサリ

[映画.com ニュース] 大泉洋主演の人気シリーズ最新作「探偵はBARにいる3」が12月1日、全国334館で公開初日を迎え、大泉をはじめ共演の松田龍平北川景子前田敦子鈴木砂羽志尊淳、メガホンをとった吉田照幸監督が東京・丸の内TOEI1での舞台挨拶に出席した。

作家・東直己氏の人気小説を原作に、北海道・札幌の歓楽街ススキノを拠点とする探偵(大泉)と助手・高田(松田)の活躍をハードボイルドに描く。大泉は宣伝でも八面六臂の活躍ぶりだっただけに、「今回も宣伝を死ぬほどやりました。撮影よりも宣伝のほうが若干厳しいくらい」とぼやき、「毎日、私を見ない日がない。大泉を見すぎて、映画を見る気がしなくなったという人までいる。馬鹿野郎!」と絶叫した。それでも「かわいがって育てた息子が、私の手を離れ、旅立っていくことになります。皆さま、可愛がって大きく育ててください」と、愛情たっぷりのメッセージを託した。

一方で大泉は、「相棒・松田のすごいところは?」と問われ「面白い人なんです」と答える。「この映画で私と松田龍平、どっちが面白いかといったら、ほんのちょっと私のほうが面白いくらい。これだけ笑わせたいと思っている私に肉薄している。これがすごい」といいつつも、「私はパンツ一丁で冬の小樽の海に出ましたが、彼はたまにぼそっとしゃべるだけで随分面白い。嫌いですよ、そういうところ」と毒舌をさく裂させた。

対する松田は「大泉さんのすごいところ? あのー、そうですね。どこですかね」と口ごもりつつも、「すごくしゃべるじゃないですか。内容をちゃんと聞くと、そんなに面白いことを言っていない。それでもテンションが上って笑っちゃう。ムードメーカー」と評する。大泉は「文字にすると、本当に大したこと言っていないからね。なかなかやろうと思ってもできないぞ。これだけ中身なく笑わせるというのは。盗んでほしい」と奮起を促していた。

また今作は、大泉が全国の映画館などから寄せられた“依頼”を解決する「探偵は映画館にいるキャンペーン」が実施された。静岡の劇場シネプラザサントムーンから「12月1日の10~12時に、人が足りないのでアルバイトで来てください」と依頼された大泉は、同館でチケットもぎりなどを担当。その様子をとらえた数枚の写真が、スクリーンに表示された。

写真では楽しそうに職務を全うしていた大泉だが、「交通費ももらいましたが、100円。私、新幹線で行ったので大赤字でした」と肩を落とし、場内を沸かせた。感想を聞かれた松田は「これ、何の時間なんだろうと思っていた」と厳しい評価を下し、大泉は「何の時間とは何事だ!? 何で俺、映画の初日にこんなもん見せられてるんだろう、ってか? 私が今日、朝何時に起きたと思っている! 『シフトが足りない』と言われたのに、休もうとしていたバイトが『大泉が来る』と聞いて来たもんだから、結果、シフトがあふれかえっていた」とまくし立てていた。

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