リーアム・ニーソン主演「ディープスロート」伝記映画、18年2月24日公開! 緊迫の予告編も披露
2017年12月1日 08:00

[映画.com ニュース] 1972年のウォーターゲート事件を題材にした映画「Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House(原題)」が、「ザ・シークレットマン」の邦題で2018年2月24日から日本公開されることが決定。あわせて、当時のFBI副長官マーク・フェルトに扮した主演リーアム・ニーソンの姿をとらえたポスタービジュアルや場面写真、予告編がお披露目された。
ウォーターゲート事件とは、リチャード・ニクソン米大統領を任期途中で辞任に追い込むきっかけとなった事件だ。ワシントン・ポスト紙が事件の真相を暴いたことで、ニクソン米大統領は失脚したが、その際に記者たちへ極秘情報を提供したのが通称“ディープスロート”と呼ばれた存在。長年その正体は不明だったが、2005年になって、事件当時“FBI捜査官の鑑”とまで称されたフェルトが、自ら「ディープスロート」であったことを公表した。映画では、FBI捜査官フェルトが自身の家族やキャリア、そして将来をも危険にさらし、全てを犠牲にしてまで真相を暴くまでに至った経緯を映し出す。
メガホンをとったのは「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」「コンカッション」といった実話の映画化で高い評価を獲得してきたピーター・ランデズマン監督。製作をリドリー・スコットが務め、ニーソンのほか、ダイアン・レイン、マイカ・モンロー、ブルース・グリーンウッドらも共演する。
お披露目されたポスタービジュアルは、ホワイトハウスをバックに、ニクソン政権の不法行為や腐敗を見逃せず、孤独な戦いに身を投じるフェルトの表情をとらえたもの。「権力には屈しない 相手が大統領であっても――」というキャッチコピーからも、フェルトの覚悟がにじむ仕上がりだ。
ニクソン大統領が臨んだ辞任会見の映像から始まる予告編は、72年6月17日の深夜、5人の男がワシントンDCの民主党本部に侵入し、盗聴装置を仕掛けようとしたところを逮捕されるという展開に続く。捜査を開始したフェルトだったが、ホワイトハウスがCIAを通じて妨害工作を行っていることを察知。事件そのものがホワイトハウスの陰謀によるものだと悟ったフェルトは、真相を白日のもとにさらすため、機密情報の流出を決断するが、「君の命も危ない」と忠告を受けてしまう。
「ザ・シークレットマン」は、18年2月24日から東京・新宿バルト9ほか全国順次公開。
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