北乃きい、亡き祖母を思い号泣 本格時代劇初挑戦に「おばあちゃんも嬉しかったと思う」
2017年11月29日 16:30

[映画.com ニュース] 時代劇専門チャンネルが藤沢周平の小説を映像化する「藤沢周平 新ドラマシリーズ」の第2弾作品「橋ものがたり」の4K上映会が11月29日、東京・新宿ピカデリーで行われ、同作内の一編「小ぬか雨」に出演した北乃きいと永山絢斗が舞台挨拶に出席した。
没後20年、生誕90年を迎えた藤沢による短編集「橋ものがたり」から、3作「小さな橋で」「吹く風は秋」「小ぬか雨」を映像化。9~10月にBSスカパー!などで放送されたが、11月からは午前10時開映の「グッドモーニング時代劇」として、全国の劇場で特別上映されている。
「小ぬか雨」は履物屋でひとりで暮らすおすみ(北乃)と、突然逃げ込んできた訳ありの新七(永山)の関係をしっとりと描く恋物語。本格時代劇初挑戦となった北乃は、充実感いっぱいに「ここから時代劇のお芝居を、もっともっと演じていけたらいいなと思っております」と意欲を明かす。そして「祖父母の家で育って、おばあちゃんに育てられ、ここまで大きくなりました」と切り出すと、亡き祖母に思いを馳せ、大粒の涙を流した。「きっと天国にいるおばあちゃんも、今回の時代劇はすごく嬉しかったんじゃないかと思います」と懸命に顔を拭い、パッと晴れやかな笑みを客席に向けていた。
一方で北乃は着物や所作、目の芝居などに苦労したそうで、「その時出せるものを精いっぱい出しましたが、自分では気になるところがたくさんありまして。目の動きだけでいろんなものが伝わりますし、そう演じたつもりなんですが、見た後は後悔みたいなものがありました」「祖父母の家で時代劇を見ることが多くて、そういうすごい作品と比べてしまったんでしょうね。自分はまだ、そんなレベルにないのに」と苦笑。2度目の時代劇参加となった永山は「僕にもありますよ、そんなもんですよね。でも、素敵でしたよ」と優しくフォローを入れ、自身が雨に打たれながら格闘するシーンに言及し「時代劇がありながらも、揉みくちゃになる、その複雑さにやられた感じがありましたね」と振り返っていた。
なお「小ぬか雨」は、12月13日からテアトル新宿で上映。3作品の上映スケジュールの詳細は、公式サイト(https://www.jidaigeki.com/goodmorning/)に掲載されている。
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