メリル・ストリープ×トム・ハンクス初共演のスピルバーグ監督作、18年3月日本公開決定
2017年11月14日 08:00

[映画.com ニュース] 当代きっての名優メリル・ストリープとトム・ハンクスが、スティーブン・スピルバーグ監督のもとで初共演を果たした社会派ドラマ「The Post」が、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の邦題で2018年3月に日本公開されることが決定した。
「ミュンヘン」「リンカーン」「ブリッジ・オブ・スパイ」など、シリアスな社会派ドラマを多数手がけてきたスピルバーグ監督が、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年を舞台に、政府がひた隠す真実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちを描いた。スピルバーグ監督は、17年1月のドナルド・トランプ米大統領就任から45日後の3月上旬、「今、撮るべき作品」として予定を早めて本作の製作に着手。そんなスピルバーグ監督の呼びかけにこたえ、ストリープとハンクスという2大オスカー俳優の初共演が実現した。
71年、国防省がベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録し、トップシークレットとなっていた文書、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を、ニューヨーク・タイムズがスクープする。アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポスト紙のキャサリン・グラハムは、部下で編集主幹のベン・ブラッドリーらとともに、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と戦うため、ライバル紙であるニューヨーク・タイムズと時に争いながら連携し、政府の圧力に屈することなく真実を世に出そうと決断する。
ストリープがグラハム、ハンクスがブラッドリーを演じ、立場を超えた信念や絆、それぞれの思惑や葛藤が幾重にも重なりながら、緊張とスピード感あふれるドラマが展開。国の主役であるはずの国民に真実が伝えられず、何が正しいのかも不明瞭になってきている現代に警鐘を鳴らす作品に仕上がっているという。
脚本には「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー脚本賞を受賞したジョシュ・シンガーが参加しており、音楽はスピルバーグ作品常連の巨匠ジョン・ウィリアムズが担当。アメリカでは12月22日に限定公開され、18年1月12日から拡大公開。年内の限定公開によりアカデミー賞に向けた賞レースにも名乗りを上げるが、米バラエティやIndieWireといった有名媒体やオスカー予想サイトでも、本年度アカデミー賞のフロントランナーとして注目されている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ