米アマゾン、ワインスタインとの関係解消 デ・ニーロ&ムーア共演ドラマが白紙に
2017年10月16日 17:15

[映画.com ニュース] 米アマゾン・スタジオが、テレビドラマ制作を発注していたワインスタイン・カンパニーとの関係を解消することが明らかになった。Deadlineが報じている。
ワインスタイン・カンパニーの共同設立者で、現在は解雇処分となっているハーベイ・ワインスタインの性的暴行やセクハラが明らかになるなか、アマゾン傘下の制作会社アマゾン・スタジオは対応を協議。準備中の2作品のうち、「世界にひとつのプレイブック」のデビッド・O・ラッセル監督が制作総指揮を務める新ドラマを白紙にすると決定した。
同作は、ラッセル監督が企画・制作総指揮を務め、ロバート・デ・ニーロ、ジュリアン・ムーアが共演する注目作だったが、セクハラ騒動を受けて白紙撤回に。ラッセル監督とデ・ニーロ、ムーアの3人は共同で、「被害者への配慮のためこの企画を前進させないことを決定しました」と声明を発表している。
なお、もう1作品のマシュー・ワイナーが手がける新ドラマ「ザ・ロマノフス(原題)」については、すでに制作が始まっていることから、アマゾン・スタジオがワインスタイン・カンパニーから作品を引き上げ、すべての制作費を負担することになったという。ちなみに、ワインスタインと交友関係があったアマゾン・スタジオのロイ・プライス社長もセクハラ疑惑の渦中にあり、現在は出勤停止処分中だ。
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