国民的英雄なのに政治犯、こんなノーベル文学賞受賞者がいた!「ネルーダ」予告編公開
2017年10月10日 10:00
[映画.com ニュース] 「NO」「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」で知られるパブロ・ラライン監督が、ガエル・ガルシア・ベルナルと再タッグを組んだ「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」の予告編が、公開された。
本作は、詩人として1971年にノーベル文学賞を受賞したチリの国民的英雄パブロ・ネルーダを描くサスペンス。詩人でありながら、共産主義の政治家として活動していたネルーダは、第2次世界大戦後、チリ政府から追われるようになり、生涯の大半を逃亡生活に費やした。映画は、1948年、逃亡中のネルーダの1年間に焦点を当て、代表作である叙事詩「大いなる歌」が生み出された背景に迫る内容となる。第69回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されたほか、第74回ゴールデングローブ賞の映画部門で外国語映画賞にノミネートされた。
チリの上院議員で共産党員のネルーダ(ルイス・ニェッコ)は上院議会で政府を非難し、ビデラ大統領から弾劾されてしまう。大統領は警察官ペルショノー(ベルナル)にネルーダの逮捕を命じ、ネルーダとペルショノーの追いつ追われつの追走劇が幕を開ける。
予告編は、雪原をふらふらと歩くペルショノーが「捕まえてやる」と執念をにじませるシーンで幕を開ける。政治犯として追われる身となったネルーダは、逃亡生活の中でも「チリ中が捜しても書き続ける」と信念を曲げず、さらに自らを追い続けるペルショノーに奇妙な縁を感じていく。映像では、「彼(ペルショノー)に見つかりたいの?」と問われたネルーダが「いや、だが近くに感じたい」と答えるシーンや、ネルーダと友人関係にあった画家のパブロ・ピカソも登場する。Netflixオリジナルドラマ「ナルコス」にも出演したニェッコが不屈の魂を持ったネルーダを熱演しており、「バベル」や「ノー・エスケープ 自由への国境」で知られるベルナルが、陰のある警官を繊細に演じている。
「ネルーダ 大いなる愛の逃亡者」は、「ローマ法王になる日まで」のメルセデス・モラーンも出演する。11月11日から全国公開。
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