永瀬正敏「シネフィルセレクション」選定に名乗り「続けなければ意味がない」
2017年10月1日 22:05
過去の名作や秀作の中から同社が厳選し、数カ月にわたって全国39サイトで上映する企画の第2弾。永瀬は「映画は時代、世代、国を超えて永遠に残るものだと信じている。若い頃に見て感動した映画を、未来に連れて行ってほしい」という思いから、スペシャルサポーターに就任した。
1995年のカンヌ映画祭でパルムドールを獲得したエミール・クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」も公開時に見ており、「こんなにハチャメチャでいいんだ、すげえなと思った。衝撃で、スタンディング・オベーションをしたいくらいだった」と当時の興奮を語る。さらに同監督のほとんどの作品で音楽を手掛けるゴラン・ブレゴビッチにも影響を受けたといい、「ジプシー音楽にはまっていた時期もあって、印象的な音楽が必ずあるんですよ」と力説した。
自身が上映してほしい作品については、「いっぱいありすぎてヤバい」と苦渋の表情。悩んだ末で2013年のアイスランド映画「馬々と人間たち」を挙げたが、「海外10本、国内10本、僕にやらせてくれませんかねえ。僕が出ていて、公開されていない作品も5本ほどあるので」とセレクションに名乗りを上げるほどの意欲。そして、「続けていかなければ意味がない。ファンクラブのようなものをつくって、リクエストを募り選ぶのもいいかもしれない」と提案していた。
「シネフィルセレクション」は現在、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を上映中で、今後「ぼくの伯父さん」「ぼくたちの家族」「SMOKE」などが順次上映される。